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ジョジョ・荒木飛呂彦氏が手掛ける、2mの巨大作品が大阪駅に

  • 2024.7.30

漫画『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズの作者・荒木飛呂彦氏が手掛けたアート作品『THE FOUNTAIN BOY』が7月29日、大阪駅西側地区で公開された。公開セレモニーに登壇した荒木氏は、初のパブリックアート作品に対し「光栄」と笑顔をみせた。

「THE FOUNTAIN BOY」を前に作品への思いを語る荒木氏

■ 大阪の新・待ち合わせスポットなるか、2mの巨大作品

JR大阪駅西口直結の「イノゲート大阪」の7月31日の開業に合わせ、大阪駅西側地区にアート作品を展示するプロジェクト「WARP(WEST ART PROJECT)」の一環として公開された同作品。1階「水の路」に設置されている。

『THE FOUNTAIN BOY』は、かつて大阪駅のシンボルとなっていた「噴水小僧」をテーマに、荒木氏の独特のタッチと世界観で描かれた直径2mの球体ステンドグラス作品。デザインには『ジョジョの奇妙な冒険』でおなじみの「スタンド」も7体描かれている。

荒木飛呂彦氏が⻄日本旅客鉄道株式会社の⻑谷川一明代表取締役社⻑とともに自身の作品を除幕。直径2mのステンドグラス作品がお披露目された

この作品について荒木氏は、「パブリックアートは初めてで光栄に感じた。噴水小僧というのはパブリックなイメージ。噴水には、水が蒸発してまた天から降ってくる、循環という自然現象のイメージがある。『スタンド』も自然の見えない力を絵にしたものなので、それが絶対に必要だと思って散らばせた」とコメント。

また、描かれたスタンド7体を選んだ理由には「パワーが強い順番。あとは『ノーベンバー・レイン』という雨を降らせるスタンドが、噴水で水を降らせているというイメージです」と笑顔で答え、「ここを通る人の癒しであり、希望であり、これからの幸運へのパワー。待ち合わせのときに良いことが起きますように、という願いで描かせていただきました」と続けた。

「WARP」では『THE FOUNTAIN BOY』のほか、5組のアーティストが手がけた作品を「イノゲート大阪」1・2階で鑑賞することができる。

「Shunta Sakamoto」による「People at Inogate Osaka」

取材・文・写真/上地智

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