サリー・ルーニーのベストセラー小説をもとにしたドラマ「ふつうの人々」(2020)への出演をきっかけに、スターへの階段を一気に駆け上がったデイジー・エドガー=ジョーンズ。しかし、あどけなさが残る女子高生のマリアン役で存在感を示した彼女は、そのイメージを払拭するのにしばらくの時間を要したようだ。
これまではシャネル(CHANEL)のツイードスーツやラルフ・ローレン(RALPH LAUREN)のドレスなどをレッドカーペットで纏い、清楚で保守的な印象を与えることが多かったエドガー=ジョーンズだが、新作映画『ツイスターズ』(8月1日全国公開)のプレスツアーではそのスタイルを刷新。コルセット付きのヴィヴィアン・ウエストウッド(VIVIENNE WESTWOOD)のガウンや、スキャパレリ(SCHIAPARELLI)のミニドレス、背中の開いたグッチ(GUCCI)のコラムドレスといったよりマチュアで洗練されたルックの数々をエフォートレスにものにし、大変身を遂げている。
この大胆なイメチェンを支えるのは、ロージー・ハンティントン・ホワイトリー、ヘイリー・ビーバー、ケンダル・ジェンナーらご指名のスタイリストとして知られるダニ・ミシェル。最近は人気沸騰中のクロエ(CHLOÉ)による最新コレクションからのルックを取り入れ、トレンドのボーホーも抜かりなく押さえているのもポイントだ。
ミシェルの手を借り、ハリウッドのイット・ガールの仲間入りを果たしたエドガー=ジョーンズ。今後はファッションアイコンとしての一挙一動にも注目が集まりそうだ。
Text: Daniel Rodgers Adaptation: Motoko Fujita
From VOGUE.CO.UK