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結婚式【下ネタの余興】今どきアリ?ナシ?「脱ぐ」「全身タイツ」「キス強要」に参列者たち“厳しい”感想

  • 2024.7.29

パンツ踊りの動画に「あるある」の声?

披露宴で「腹踊り」、アリですか? ナシですか?
披露宴で「腹踊り」、アリですか? ナシですか?

結婚式で行われる披露宴といえば、新郎新婦の両家だけでなく双方の職場の上司や同僚、学生時代の友人らが参列して和やかに開かれる宴席です。出席者たちによる余興・出し物も目玉コンテンツの一つですが、かつてはそんな場で「下ネタ」を披露するケースが少なくありませんでした。賛否が分かれるこうした余興、令和の現代ではどのように受け止められているのでしょうか。

2024年4月、動画配信サービスNetflixで世界配信された「CITY HUNTER(シティ・ハンター)」。主演を務めた俳優の鈴木亮平さんが作中、パンツ1枚で過激なダンスを披露するシーンが話題を集めました。そのシーンに対するSNS上のコメントで「総合商社の披露宴行ったらこんな感じの余興だった」との内容が見られ、「自衛官も」「医者もです」「広告大手もじゃない?」と共感するリプライが相次ぎました。

披露宴の場で、パンツ1枚で踊る。こうした余興は昭和や平成前半頃まではしばしば見られていたもののようですが、最近では減少傾向にあるようです。東京都内に勤める20代半ばの女性に話を聞いたところ、「今まで行った結婚式では見たことないですね。親族や子どもの参列者もいる中でハダカ芸って……何が面白いんでしょうか」と驚いた様子を見せていました。

これまでに参加した披露宴で、下ネタやそれに類する余興を見たことがあるという人に、その内容や会場の反応について聞きました。

まず、同じく東京都内に勤める30代女性の場合、職場の後輩女性の式に参列したときのこと。新郎新婦ともノリの良い若いカップルだったそうです。会場では新郎の友人らが余興でヒット曲「Choo Choo TRAIN」に合わせたダンスを披露したそうです。そこまでは良かったのですが、途中、サビの「Choo Choo TRAIN」という歌詞がエンドレスで会場に流され、余興の参加メンバーたちが「チューしろ! チューしろ!」と新郎新婦に迫ったのです。

一度くらいの軽いキスならまだしも、「もっとブチューッとやれや!」などといった怒声も飛び、自席から見ていた彼女はドン引き。「大学生のカラオケ合コンじゃないんだからさぁ……と思いました。いや、私自身はそんな下品な合コン行ったことないですけど」とバッサリ。新郎側の客席は盛り上がっていたものの、新婦の親族や友人の席はひんやりとしたムードに包まれたと言います。

また別のケースです。神奈川県在住のミドサーの女性会社員は、同じ会社の先輩男性の披露宴で、受付係として参加。同社の同僚たちから新郎へ贈るメッセージビデオにドン引きしたと言います。

「会社の男性社員たち3人が、それぞれ色違いのカラフルな全身タイツを着用して、新郎新婦の新居に押し掛けるという内容でしたね。抜き打ちで行ったみたいで、新婦さんはかなり驚いた表情で映っていました。部屋の中のモノを、冗談程度ではありましたが投げたり落としたりするシーンもあって、こんなビデオを作ろうと思った感性を疑いました。あれ以来、ビデオ制作に関わった社員たちとは仕事でもちょっと距離を置いています」

SNSでは「ラグビー部とかアメフト部とか、体育会系もヤバイ」との書き込みが見られましたが、参列経験のあるまた別の女性は、ラグビー部の新郎の披露宴に感動したことがあるとも話してくれました。

「決して全国的には有名ではない、地方の国立大で真面目にラグビーに励んでいた新郎さんだったんですが、当時の部員たちがユニフォームを着て、ラグビーボールをパスしたりするパフォーマンスを披露した後、部の伝統歌を披露していました。肩を組みながら、涙を浮かべている人もいて、すばらしい青春時代だったんだろうなあと思わずもらい泣きしてしまいました」

余興のネタには、それぞれ背景となるストーリーや由来、新郎新婦それぞれとの思い出が込められているでしょうから、下ネタとはいえ一概に否定できるものではないのかもしれません。しかし、何も知らずに下ネタを見たとき、そのネタ単体で面白いと感じる人は少なくなっているのかもしれません。

先述した20代半ばの女性は、「羽目を外すとか馬鹿なことをやるとかを、今の若い世代は嫌うというか、そもそもやろうという発想があまりないかもしれません。『そういうのって昭和・平成の遺物だよね』『なんかダルい(ダサい)よね』と、私自身や私の周りの友人たちは感じているんじゃないかな」とのこと。

先に挙がった総合商社や大手広告代理店など、強固な歴史・社風を持つ企業にまでその価値観が浸透するのもそう遅くないのではないでしょうか。

(LASISA編集部)

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