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優しくて懐かしい味わいの"牛すじカレー"

  • 2024.7.29

牛すじが溶けたトロットロの食感と、デミグラスソースのようなまろやかな味わいが魅力的なカレーです。煮込み時間はかかりますが、つくる価値のある逸品です。料理研究家の坂田阿希子さんに、つくってワクワクするド迫力のビーフカレーを教えてもらいました。

優しくて懐かしい味わいの"牛すじカレー"

■“牛すじカレー”のつくり方

シチューのようなまろやかで深いコクと旨味に、揚げごぼうが好相性。バター焼きしたなす、パプリカ、ヤングコーンなどもおすすめ。


◇材料 (3~4人分)

牛すじ肉:500g(※)
タイム:2本
水:7カップ
★ カレーベース:
・ にんにく:2片(みじん切り)
生姜:1片(みじん切り)
玉ねぎ:2個(薄切り)
バター:40g
ごぼう:2本
A :
・ カレー粉:大さじ2
・ クミンパウダー:小さじ1/2
・ コリアンダーパウダー:小さじ1/2
・ レッドチリパウダー:小さじ1/2
小麦粉:大さじ2
赤ワイン:1カップ
トマトピューレ:1カップ
トマトケチャップ:大さじ1
牛すじ肉のゆで汁:4カップ
ブーケガルニ:1個(パセリの軸・セロリの葉つきの茎各少々、ローリエ1枚を束にしてひもでしばる)
塩:小さじ2
砂糖:小さじ2
白胡椒:少々
黒胡椒:少々
バター:40g
揚げ油:適量
ご飯:適量(温かいもの)


※牛すじ肉を圧力鍋で煮る場合は、すじ肉を入れて表示、または指定のギリギリまで水を加えて蓋をして強火にかける。煮立ったら弱火にし、20分間加圧して火を止め、自然放置で冷ます。

(1)牛すじ肉を煮る
牛すじ肉は鍋に入れて水(分量外)をひたひたに注いで中火にかける。アクが浮かんで吹きこぼれそうになったらゆでこぼす。すじ肉を流水で洗い、大きめの一口大に切る。鍋にすじ肉を戻し、水とタイムを加え、約1時間煮る。

牛すじ肉を煮る
牛すじ肉を煮る

(2)玉ねぎを炒める
鍋にバターを入れて中火にかけ、にんにくと生姜を炒める。香りが立ってきたら玉ねぎを加えて強火にし、アメ色になるまで炒める。

(3)カレー粉を炒める
中火にし、A、小麦粉を加えて炒める。香りが立ったら、赤ワインを加えてのばし、半量程度になるまで煮詰める。

カレー粉を炒める
カレー粉を炒める

(4)ゆで汁を加える
トマトピューレ、トマトケチャップを加えて混ぜる。① の牛すじ肉を食べやすい長さに切って加え、さらにゆで汁を加える。全体を混ぜ合わせてブーケガルニを加え、蓋をして煮る。20分後にブーケガルニを取り出し、再度蓋をして10分煮る。

ゆで汁を加える
ゆで汁を加える

(5)味をととのえる
塩、砂糖、白胡椒を加えて味をととのえ、小さく切ったバターを加えて混ぜ合わせる。

(6)仕上げ
食べる際は、ご飯を器に盛って⑤をかけ、ピーラーで削って素揚げにしたごぼうをたっぷりと添え、黒胡椒をふる。

完成
完成

――教える人

「坂田阿希子 料理研究家」

フランス菓子店やフランス料理店での経験を重ねたのち、料理研究家として独立。2019年に東京・代官山に「洋食KUCHIBUE」をオープンし、オーナーシェフとして厨房で腕をふるう。同店で開催する料理教室も人気。『温かいからおいしいお菓子』『おやつ教本』などお菓子部門の著書も多数。


※この記事は『技あり!dancyu カレー』に掲載したものです。

文:遠藤綾子 写真:原ヒデトシ

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