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レディー・ガガ、パリオリンピック開会式のパフォーマンスは事前収録だった

  • 2024.7.29
Lady Gaga performs at the Sully bridge area before the opening ceremony of the Olympic Games Paris 2024 on July 26, 2024 in Paris, France.

7月26日(現地時間)に行われたパリオリンピック2024の開会式で、ジジ・ジャンメールの「Mon Truc en Plumes」をパフォーマンスしたレディー・ガガ。オープニングを華やかに飾る圧巻のステージだったが、あいにくの雨に見舞われたため、パフォーマンス中止の可能性もあったようだ。開会式の振付師であるモード・ル・プラデックが『ヴァラエティ』のインタビューで、「危険すぎると判断したが、ガガの意思は固かったため、キャンセルするよりも事前収録することを選んだ」と明かした。

今回の開会式は、近代オリンピック史上初めてスタジアムの外に飛び出し、パリ中心部を流れるセーヌ川、そしてパリの名所にて12組のパフォーマンスが披露された。サンルイ島の先端にあるバリエ広場で行われたガガの演奏は「たった4分間」だったものの、「芸術的に最も困難」なステージだったという。

「残念ながらこのパフォーマンスだけは、雨が確実と分かった時点で、安全上の都合から午後遅くに事前収録をせざるを得ませんでした。分刻みで天気予報を確認していました。これまでの人生で、これほど天気予報に注目したことはありません。たとえ数摘の雨粒でも、パフォーマーたちには危険すぎると判断しました。ガガの意思は固かったため、キャンセルではなく、事前収録することを選びました」

Lady Gaga performs at the Sully bridge area before the opening ceremony of the Olympic Games Paris 2024 on July 26, 2024 in Paris, France.

セーヌ川岸という絶好のロケーションも、悪天候を前にマイナス要素となったようだ。「足もとは滑りやすかったはずです。彼女はヒールを履いていましたし、水際も非常に近く、舞台は階段でした……我々は慎重を極める必要がありました」。開会式でガガはライブパフォーマンスこそできなかったものの、ホテルに戻らず、楽屋のスクリーンで中継を観ていたという。

彼女が纏ったディオール(DIOR)による衣装や、現在は閉店したキャバレー・リドから借り受けたというポンポンには羽がふんだんにあしらわれていたが、ル・プラデックは「羽は歴史を通じて女性のエンパワーメントの象徴であった」と指摘。ガガのパフォーマンスは、ジジ・ジャンメールのオリジナルのショーと同様、フェミニズムの核心であったと振り返っている。

Text: Tae Terai

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