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かゆみや乾燥…【産後の肌荒れ】原因は?対策は?おすすめスキンケアアイテムも

  • 2024.7.28
【産後の肌荒れ】原因は?対策は?おすすめスキンケアアイテムも

妊娠から出産、そして産後にかけて目まぐるしい変化が続く女性の体。とくに産後の肌荒れには、多くのママが悩まされているようです。なぜ、産後は肌が荒れてしまうの?これはいつまで続くの?原因と対策、そして産後のママの肌を支えてくれるおすすめスキンケアアイテムもご紹介します。

乾燥にかゆみ…なぜ産後は肌が荒れる?

【原因1】ホルモンバランスの乱れ

産後に限らず、肌の調子を左右するのが「女性ホルモン」とその分泌量。なかでも肌のうるおいやハリをキープする働きがある「エストロゲン」はその増減が肌の調子に大きく影響しますが、実は妊娠中に増加し、出産すると同時に急減してしまうのです。

そしてこの急激なホルモンバランスの乱れによって、肌を守るバリア機能が低下。すると外的刺激に反応しやすくなり、水分を保ちにくくなり乾燥しがちに。そしてこの乾燥が吹き出物、赤み、くすみ、小じわ、かゆみなど、さまざまな肌トラブルを引き起こす……という悪循環を招いてしまいます。

 

【原因2】寝不足

産後のママのつらさといえば、やはり24時間体制の授乳やお世話による睡眠不足。一方で、肌のターンオーバーが活発化するのは睡眠中、さらにそれを促す「成長ホルモン」の分泌量が多いのも、やはり睡眠中。そのため、寝不足が続くと角質の新陳代謝サイクルが乱れてしまい、いくらスキンケアをしてもなかなか回復しにくい肌環境になってしまいます。

 

【原因3】生活リズムの変化によるストレス

食事や睡眠、ひと息つくタイミングさえすべてが赤ちゃんの時間軸に。この変化に、体力的にはもちろん精神的にも大きなストレスを感じるママが多いはず。ストレスフルな状態が続いてしまうと、自律神経が乱れ、肌のバリア機能の低下や皮脂の過剰分泌につながります。

 

【原因4】便秘や肩こりなどの不調

これまでに挙げた肌荒れの原因は、肌だけでなくお通じにも影響が。便秘となり腸内に留まった老廃物は、血液を介して全身にめぐり、吹き出物やくすみなどさまざまな形で肌に現れます。同様に長時間の抱っこや慣れない体勢での授乳による肩こりも、血行不良を起こして老廃物の代謝を妨げてしまい、肌トラブルを引き起こす要因に。

 

産後の肌荒れを改善するには?

 

産後のライフスタイルのイメージの写真

 

【対策1】睡眠時間の確保

産後の生活ではなかなか難しい課題ではありますが、ぐっすり眠ることは肌荒れだけでなく心身の回復にもつながるはず。家族や自治体のサービスなど周りの協力を得て、少しでも睡眠時間を増やせるよう試みてみましょう。長時間は難しい場合でも、赤ちゃんのお昼寝中は一緒に寝る、1人で眠れる機会があれば赤ちゃんと離れる、部屋を暗くして睡眠環境を整えるなど、熟睡できる環境で眠るよう心がけてみて。

 

【対策2】栄養バランスの見直し

ストレス解消につい好きなものだけを選びがちですが、1回1回の食事を栄養バランスのとれた内容にすることが大切。肌の回復に効果的な栄養素はビタミンB群、ビタミンE、ビタミンA、ビタミンC、たんぱく質、便秘対策には食物繊維や乳酸菌の摂取がおすすめです。

 

【対策3】敏感肌用のスキンケアアイテムを使う

さまざまな理由で肌のバリア機能が低下した肌は、少しの刺激でも炎症をおこしやすく、また保水力が弱まり乾燥しやすい状態に。低刺激性であることはもちろんのこと、抗炎症成分や、バリア機能の回復をサポートしてくれる成分が配合されたスキンケアに切り替えてみては?これまで使っていたアイテムが突然合わなくなることも多いため、産後に備えて妊娠中からあらかじめ敏感肌用に切り替えておくのも手です。

 

産後の肌荒れ対策におすすめの敏感肌用スキンケアアイテム5選

イハダ 薬用クリアバーム

産後の肌荒れにおすすめのスキンケア イハダ 薬用クリアバーム

独自技術による「高精製ワセリン」が配合されたバーム。バリア機能が低下した肌に、まるでそれに代わるような“うるおいバリア”を形成。外部からの刺激から肌を保護し、内側からの水分蒸散はしっかり抑えこんでくれます。2種類の有効成分、「グリチルリチン酸塩」「m-トラネキサム酸」も配合。

 

セラミエイド 薬用スキンクリーム

産後の肌荒れにおすすめのスキンケア セラミエイド 薬用スキンクリーム

ヒトの角質層にある保湿因子「セラミド」と同じ構造をした、「ヒト型セラミド」が密着浸透。スキンケアの最後にクリームなどで“フタ”をしても水分が蒸散してしまう極度の乾燥状態でも、ひたひたにうるおいが残るよううるおいヴェールでバリア機能を高めてくれます。赤ちゃんも使える無添加薬用スキンクリームなので、お風呂あがりに一緒に

 

カルテHD モイスチュア クリーム

産後の肌荒れにおすすめのスキンケア カルテHD モイスチュア クリーム

保湿しても保湿してもその場しのぎになってしまう慢性的なうるおい不足に。乾燥肌の治療薬にも使われる有効成分「ヘパリン類似物質HD」が、肌のうるおい構造である角層ラメラの機能をバックアップ。血行促進や抗炎症にも効果があり、肌荒れ防止有効成分「グリチルリチン酸ジカリウム」とともに、肌荒れしやすい乾燥肌をうるおった健やかな状態に導きます。

 

ナチュラルサイエンス ママ&キッズ スキンバランスローション&ジェル

産後の肌荒れにおすすめのスキンケア ナチュラルサイエンス ママ&キッズ スキンバランスローション&ジェル

表面はベタついているのに肌の奥は水分が足りずハリがない、そんな厄介な大人の混合敏感肌に。過剰な皮脂を抑えつつ不足した油分を補う「イノシトール」、そして赤ちゃんの肌を守っていた胎脂に着目した「ベビーズエマルジョン®︎」や「4種のヒト型セラミド」を配合。ママの複雑な肌トラブルだけでなく、敏感な赤ちゃんの肌のケアにも。

 

OSAJI センシティブ スキン プロテクト バーム

産後の肌荒れにおすすめのスキンケア OSAJI センシティブ スキン プロテクト バーム

外的ダメージから肌を守る、肌にうるおいを与える、この大事な2点をシンプルに追求し、低刺激性を突きつめたオサジの“超”敏感肌用シリーズのマルチバーム。乾燥だけでなく、花粉や空気中の汚れからも守ってくれます。体温でとろけるように伸び広がり、塗る際の摩擦からもガード。顔にも体にも使えるだけに、惜しみなく使えるたっぷりサイズも嬉しい限りです。

 

時短ケアできる敏感肌用オールインワンコスメ4選

赤ちゃんとの慌ただしい毎日暮らしでは、自分の肌にかける時間は二の次になりがち。少しでも時短で最低限のケアをするために頼れるのがワンステップでケアが完了するオールインワンコスメです。産後ママにおすすめの4品がこちら。

 

ドクターシーラボ®︎ 薬用アクアコラーゲンゲル スーパーセンシティブEX

産後の肌荒れにおすすめのスキンケア ドクターシーラボ®︎ 薬用アクアコラーゲンゲル スーパーセンシティブEX

ひとつのゲルでさまざまなベネフィットを与えてくれるドクターシーラボの敏感肌用ライン。抗炎症成分に加え、肌の調子を傾けるセラミドの不足にも先回りしてチャージ。肌を荒れさせないことを大前提に、キメの乱れ、吹き出物など、すでに荒れた肌の立て直しや敏感肌のトラブル、エイジングの悩みもひとつで引き受けてくれる頼もしさ!

 

オルカンモ All In One Gel Cream

産後の肌荒れにおすすめのスキンケア オルカンモ オールインワンジェルクリーム

産後いつの間にか定着してしまった小じわ、くすみ、ハリ不足などのやや手強い悩みなら、再生医療から研究開発が進んだ注目成分に投資を。希少な純国産ヒト脂肪由来幹細胞培養液を高濃度で配合した贅沢なオールインワンゲルクリームなら太刀打ちできそう。スルスルと伸び広がるテクスチャーのゲルは、軽いテクスチャーながらしっかり肌に栄養を届けてくれます。

 

アクアレーベル スペシャルジェルクリーム EX(モイスト)

産後の肌荒れにおすすめのスキンケア アクアレーベル スペシャルジェルクリーム EX モイスト

化粧水、乳液、クリーム、美容液、そしてさらにマスクまでの役割をこれひとつで完了できるオールインワンジェルクリーム。そして驚くのは、このクイックさに反比例するような、うるおいの持続力。「うるおい保持成分浸透美容アミノ酸」「最高濃度コラーゲンGL」の働きで、ケア直後のもちもち感を長時間キープしてくれます。まるで丁寧に多くのステップを塗り重ねたような満足感です。

 

無印良品 敏感肌用オールインワンジェル

産後の肌荒れにおすすめのスキンケア 無印良品 敏感肌用オールインワンジェル

コスパの高さに驚く名品が多い、無印良品のスキンケアアイテム。敏感肌用シリーズの特長は、刺激のある成分を避けたフリー処方だけでなく、天然由来成分*100%にこだわり、敏感な肌に不足しがちなセラミドや5種のアミノ酸をうるおい成分として配合していること。ベタつかないので、メイク前のケアにも重宝します。このクオリティに対してこのプライスは、にわかには信じ難いはず!*天然成分を化学的に反応させた成分を含む。

 

産後のシミケアもできるおすすめ3選

産後のホルモンバランスの乱れによる肌への影響には、「色素沈着しやすくなる」ということも。実際にVERYの読者のなかにも「シミが増えた…」と悩むママは多いよう。ここでは番外編として、シミにアタックできる名品スキンケアもご紹介します。

 

HAKU メラノフォーカスEV

産後の肌荒れにおすすめのスキンケア HAKU メラノフォーカスEV

メラニン細胞の活性化を効果的に抑えてくれる「m-トラネキサム酸」と、蓄積するメラニンに着目し、その過剰生成を効果的に抑制してくれる「4MSK」、頼もしい2種の美白有効成分を配合。メラニンが定着してしまう前に、毎日のスキンケアでしっかりケアを。

 

ポーラ ホワイトショット フェイシャルセラム

産後の肌荒れにおすすめのスキンケア ポーラ ホワイトショット フェイシャルセラム

ビタミンC誘導体(アスコルビン酸2ーグルコシド)をふくむ3種の有効成分と、7種のポーラ独自成分を配合した、ホワイトショットシリーズ最新作。メラニンの生成を抑えてシミ・ソバカスを防ぐことに加えて、乾燥してくすんだ印象の肌にうるおいを与え、ツヤのある柔らかな肌に整える保湿力にも注目です。

 

ミノン アミノモイスト うるうる美白ミルクマスク

産後の肌荒れにおすすめのスキンケア ミノン アミノモイスト うるうる美白ミルクマスク

抗炎症成分と美白成分が同時に配合されたマスク。肌荒れとシミのケア、まさに産後のママの肌を支えてくれるアイテムです。マスクに配合された美容液はとろみのあるミルクテクスチャーで、液ダレしないのでつけたまま家事も可能。産後は、こんなちょっとした嬉しいポイントに大きく助けられます!

 

産後の肌荒れはいつまで続く?

妊娠・出産で乱れた女性ホルモンのバランスは、それぞれの体質にもよりますが産後半年〜1年ほどかけて徐々に整っていくようです。肌のトラブルがひどくならないよう、できる対策をしながら回復を待ちましょう。

 

肌の調子が上がると、気持ちも上がる!

産後のライフスタイルのイメージの写真

出産前は当たり前にできていたことができなくなり、そのもどかしさにストレスを感じるママは多いはず。きっとスキンケアもそのひとつ。睡眠時間やストレスなど、対策が簡単ではないこともありますが……もし食生活やアイテム選びで見落としていた部分があれば、できることから更新してみてください。少しでも肌の調子が変わったら、きっと気持ちも少し変わるはず!

 

文/磯部 薫

※掲載中の情報は公開時のものです。商品は販売終了している場合があります。

 

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