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ルーン占いで読み解く、2024年下半期の世相。

  • 2024.7.28

発祥の地や占い方が違えば、やはり結果も違う?そんな素朴な疑問から、世界各国の歴史ある占いで、下半期の日本や世界の情勢をみてもらった。今回は、占い師兼児童書作家の高橋桐矢によるルーン占い編。

Runes [ ルーン占い ]

発祥地・国:古代北ヨーロッパ

「ささやき」「秘密」「神秘」という意味を持つ、古代ゲルマン文字ルーンを使う占い。占い方は、ランダムに取り出したルーン(石に刻まれたものが主流)から質問の答えを導く。ルーン文字は筆記文字として使われてきたほか、病を治す、願いを叶える、敵を倒す、自分を守るなど、護符としても用いられてきた神聖なる文字でもある。厳しい自然環境の中で生き抜くために、神からのお告げを受ける神託でもあった。

気になる世情をルーン占いでみると?

ルーン占いは占星術のように長期的な展望を占うものではなく、ひとつの質問に対しルーンを引いて答えを解釈する。今回は特集内の共通テーマである「2024年下半期の世相」について、一問一答形式で占った。

Q:日本の全体的な状況は?

A:まず「豊かさ」「お金」を表す「イング神」が出ました。格差は広がっているけれど、株価やインバウンド需要含む経済面など全体的には良いです。ふたつ目に出たルーンは「援助」「友情」などを表す「ヘラジカ」。政治に期待できない人々が少数で集まり、若い世代から働きかける助け合いが広がっていきます。最後に「光」を表す「一日」。輝くような人の出現、政界でこれからの国を動かすような若い人材が出現するのではないでしょうか。全体的にいい状況だと解釈できます。

Q:世界で起きている戦争・紛争の行方は?

A:ウクライナの状況は「先祖伝来の土地」を意味するルーン「故郷」。土地がウクライナ、ロシアの両国にとって重要なようです。また、終戦は表れていませんが、復興の気配が感じられます。一方、イスラエルは「炎」を表す「たいまつ」が出ました。「燃える」ことを暗示しているので、さらなる攻撃が続くのでしょうか。このルーンは物質的な炎だけでなく「情熱」「強い想い」「怒り」なども表しますが、ここでは「燃え盛っている」イメージです。

Q:円安はどうなる?

A :「戦い」「強さ」を表す「テュール神」が出ました。これは「勝利」も意味するのですが、このルーンは魔狼を捕えるために自らの右手を犠牲にしたテュール神の神話がもとになっています。つまり犠牲を払う、痛みを伴う勝利ということです。(24年6月現在の)円安からは少し振れ幅が戻り、円高傾向になるかもしれませんが、輸出産業など円安の方が業績が好調な業界もあるので、そのバランスをどう捉えるか、というところです。

【 誕生月別、下半期の開運アドバイス 】

1月「テュール神」自分自身の中に強さがあります。勇気を持って進んでください。

2月「野牛」身体を鍛えること。それに伴い心も強くなります。

3月「ヘラジカ」弱みを見せ、我慢しすぎないこと。助けてくれる人がいます。

4月「一年」日記やブログなどで記録すること。それが明日を拓く土台になります。

5月「氷」種まきをしておくと、来年以降に芽が出て花が咲くでしょう。

6月「人」サークルやグループに入ってみよう。そこでの交流を大切にして。

7月「欠乏」断捨離を。物を減らすことで身軽になり、未練を手放せます。

8月「空白」自然体で。そのままのあなたで大丈夫です。

9月「イチイの木」心の拠りどころとなる守りとなる物を持つことがブースターに。

10月「馬」スピード感が肝心。手際よく素早く行動することで運を掴めます。

11月「一日」日々の習慣をひとつ決める。毎日を大事に過ごしてください。

12月「水」歌う、心地いい音楽を聴く。音楽が力となり心を豊かにしてくれます。

高橋桐矢
Kiriya Takahashi
占い師兼児童書作家。著書に『占い師入門』(雷鳥社刊)、『大地からの16の神託 ジオマンシー占い』(説話社刊)、『一番わかりやすい はじめてのルーン占い』(日本文芸社刊)などがある。不定期で各種占いの講座を行っている。
https://kiriya-t.com

*「フィガロジャポン」2024年8月号より抜粋

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