「既読スルー」ってダメなの？思春期男子、SNSの暗黙ルールに惑わされる｜俺は、女子ってわからない

安田ふくこ(@3kyoudiary)さんの息子、中3の長男・ハルくん。昔から自分の気持ちを表すことに苦手意識のあるハルくんでしたが、ある日、後輩の女の子から声をかけられ、SNSでのやり取りを始めます。女の子からの問いかけに対し、真剣に考えるあまり、メッセージもレスポンスも早く返すことができません。そんな中、うっかり既読スルーをしてしまい、女の子を怒らせてしまいます。『俺は、女子ってわからない』第6話をごらんください。

桃花ちゃんからの質問づくしのメッセージに気持ちが振り回され、どうすれば良いのか悩むハルくん。気付かないうちに、既読スルーをしてしまい、桃花ちゃんを不安にさせてしまったようですね。翌日、登校すると同級生の女友だち・ゆりさんに声を掛けられ、既読スルーの罪の深さを思い知ります。

人の気持ちを考えることが苦手なハルくんにとって、自分の気持ちを文章にして返すのに少し時間が必要なのかもしれませんね。

桃花ちゃんを傷つけてしまったと落ち込むハルくんは、ゆりさんに助け舟を求めます。

不慣れな「女子との交流」戸惑う長男と、そっと支える母の話

思春期真っただ中の15歳・ハルくん。仲間内では異性にまつわる話も増えてきますが、ハルくんはなかなか自分をだすことができません。考えすぎると何を話したらいいのか、会話のキャッチボールのタイミングを見失いがちになるようです。

この作品の中で、シャイなハルくんは1人の女の子に声をかけられます。後輩の女子・桃香ちゃんはどうやらハルくんへの恋心をいだいている様子です。しかし、そんな関わり合いには慣れていないハルくんはSNSの返信などで悩み、母・ふくこさんに相談を持ち掛けます。

年頃になっても母親にさまざまな相談ができる安田さん親子の関係性が、とても温かいですね。『俺は、女子ってわからない』は、異性との関わり方に悩む思春期男子の姿や、母との対話を描く物語です。

著者：ぽん