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夫「誰が稼いでやってると思ってんだ」⇒妻は離婚を決意。娘3人の親権争いの結果

  • 2024.7.28

当時30代後半だった私の友人。友人には、夫と3人の娘(高校生、中学生、小学生)がいました。しかし、夫との関係に悩んでいた友人は夫との離婚を決意、娘たちの親権をどちらが取るのか争うことになりました。長女の親権は取れたものの、次女と三女は夫に親権を取られてしまいます。しかし、友人が次女と三女のことを大切に思い続けていた結果……。

夫との関係に我慢の限界!

当時結婚17年目だった友人夫婦。友人は、仕事と子育てに忙しい毎日を過ごしていました。以前から友人の夫は、家に帰る時間が遅くなることが多かったそう。仕事が忙しくて遅い分には仕方ないと思えたものの、夫は仕事帰りに毎日必ずと言っていいほどパチンコに行っていたのです。友人は、仕事帰りにパチンコに行き、帰りが遅くなる夫に対してあきれていたよう。それでも、夫と会話する時間を確保しようとしたり、夫の好きな料理を作ったり、夫と良好な関係を築こうと、友人は努力していました。

そんなある日、お酒を飲み帰宅した夫。友人の夫はお酒が入ると友人に対して暴言を吐くことが多くありました。この日も帰ってくるなり、「ちゃんと掃除してるの? 汚い家だな~」と言い、くしゃくしゃにしたティッシュを投げつけられたのです。

いつもなら我慢する友人でしたが、これまでの積もり積もった夫への不満がこの瞬間に限界に達しました。「お酒が入ると人をバカにして! 家に帰ってくるのも遅いあなたに、家が汚いとか言われたくないわよ!」と不満を吐き出します。それに対して、「はぁ!? 誰が稼いでやってると思ってんだ!」と友人に対して逆ギレする夫。さらに、夫は「女が家事をするのは当たり前だ!」と言ったのです。

友人は、娘たちに父親は必要だからと思い、何度も関係をやり直そうとしていましたが、改善されない夫と関係を続けていくことに限界を感じ、夫との関係を終わらせることに。「もう限界! 離婚しよう!」と、その場ですぐに夫に伝えた友人。夫も反対することなく、離婚が決まったのでした。

娘たちの親権争いへ

「パパと離婚することになった」と友人が娘たちに伝えると、娘たちは黙ったままうなずいているだけだったそう。友人は、娘たちの意見も聞かないで決めたことを申し訳ないと感じていました。

友人は娘たちの親権を取りたいと思っていたのですが、夫も娘の親権は取ると譲らず、家庭裁判所で親権を争うことに。長女は自ら母親を親権者として選択したため、友人は長女の親権を得ることになりました。しかし、次女と三女の親権は家庭裁判所で争うことになり、その結果、夫が親権を得ることになったのです。

友人は「娘たち全員を引き取れなかった」と涙ながらに話していました。親権争いも終わり離婚も成立した友人は、引き取れなかった娘たちを想って、同じ地域内で長女と2人で引っ越し、新たな生活をスタートさせたのでした。

娘たちを守ると決心!

長女と2人で暮らしながらも、友人は週末の休みには次女と三女に会いに行っていたそう。特に、まだ小学3年生の三女が心配でした。

ある日、次女から思いも寄らない情報を耳にします。なんと夫は夜、家に帰ってこない日があるというのです。詳しく次女に聞いてみると、夫の母親がたまに来て夕食作りや掃除などをしてくれているようですが、夫の母親が来ていない日でも夜に帰ってこないことが増えているようです。友人は夫が家に帰ってこない日、夕食はどうしているのかと次女に尋ねたら、簡単な料理を作って妹と食べているとのこと。

友人は、親権を取ったのに娘たちをないがしろにしている夫に対して、ものすごく腹が立ちました。しかし、仕事で遅くなっているのかもしれないと思った友人は、すぐに夫を問いただすのはやめて、夫を調査することに。夫の職場には友人の知り合いが働いており、知り合いに夫の退社時刻を尋ねたところ、いつもだいたい19時には退社しているとのこと。

まさかと思った友人はある日、仕事終わりの夫を尾行することに。すると、夫は離婚した後もパチンコに行き、その後、知らない家に帰っていたことが判明! 友人は次女と三女も自分が引き取ると決心しました。これらの情報を持って、再び家庭裁判所に親権者の変更を申し立てた友人。その結果、友人は見事に次女と三女の親権を取れました

友人は、3人の娘たちと一緒に暮らせるよう長女と住んでいた家を引っ越し、「娘たちは私が守る」と、シングルマザーとして育てて行くことを強く決意したのでした。

まとめ

次女、三女と離れて暮らした期間は、週末に会えるとはいえ、心が締め付けられるような思いで過ごしていたと友人は言います。離婚前は夫に不満を抱きながらも、3人の娘たちには父親が必要だからと夫との関係性を改善しようと努力していましたが、今の暮らしの方が何倍も幸せだそう。

夫婦の形も家族の形も、人それぞれ。家族にとって、自分にとって、何がベストなのかを常に模索しながら過ごすことが大切だな、と強く感じました。そして、友人のような強さと母としての大きな愛情を持って、子育てを頑張りたいと思いました。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

著者:岡 世里奈/30代女性・美容師として10年近く働いていた経験を持つ、2022年生まれの小麦アレルギーの息子の30代ママ。趣味は手帳を書くことで、自分時間の癒やしとなっている。

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※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年5月)

ベビーカレンダー/ウーマンカレンダー編集室

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