【北九州市小倉北区】隠れ家的アットホームな雰囲気の炭火鰻と和食の「翔峰」

初めまして。リビングふくおか・北九州Web地域特派員・Cocoです。上海在住10年、大連在住1年を経て2016年に日本へ帰国しました。隠家的なお店を紹介をしていきたいと、思います。

北九州市内には中国出身オーナーの中華料理店はありますが、炭火鰻と和食のお店は初めての出会いです。和食は2013年12月にユネスコ世界無形文化遺産に登録され、うなぎの蒲焼は和食文化の代表的な存在でもあります。

今回紹介するのは、今年５月25日にオープンして間もない、大連出身の中国人ご夫婦が経営する炭火鰻と和食の店「翔峰」です。

大連の「いけす日本料理店」で日本料理を習得

小倉北区の浅香通りと中津橋の間の通り沿いにあり、店内に入るとすぐに掛け軸やお香、炭など和テイストのディスプレイは落ち着いた雰囲気。広々とした店内は、6人掛けの堀こたつ式のテーブル席とカウンター席に分かれており、一人でも多人数でもゆったり座ってくつろいで食事ができます。

広々としたお店にしたのは、ご主人が狭い所恐怖症だから？だそうです。

土鍋で炊いたご飯、こだわりの鰻は鹿児島産、焼き方は関東風

メニューは昼定食、一品料理、鰻一品料理があり、夜のメニューには単品の料理が増え、定食は夜もオーダーできます。

私はランチタイムに、焼肉定食（サラダ、茶わん蒸し、みそ汁、お漬物）1,100円を頂きました。お肉は炭火で焼いてあるので、香ばしい香りと脂身のジューシーな味が食欲をそそります。

焼肉定食（サラダ、茶わん蒸し、みそ汁、お漬物付）1,100円

ざるそば定食（天ぷら、茶わん蒸し付）900円

鰻重定食、竹（サラダ、茶わん蒸し、肝吸い、鰻ざく、お漬物付）5,500円

鰻は鹿児島産、焼き方は関東風、小骨は全部きれいに取って焼いて、ご飯は土鍋で炊いてあります。

地元で愛される、温もりのあるお店を目指して

笑顔が素敵な、オーナーで料理人の姜鵬（キョウホウ）さんと、奥様の許萍（キョヘイ）さん。小倉に出店したきっかけは、日本が好きで北九州に友人がいた事と、料理人の姜鵬（キョウホウ）さんは大連で17歳から４年間は中華料理、21歳から日本料理を習っていて、魚捌きと鰻の炭火焼きが得意なので、鰻と和食のお店に決めたそうです。

地元で愛される温もりのあるお店を目指して、今から30年ずっと日本で好きな仕事をしていきたいと、お話ししてくれました。先日は、大連に駐在していたお客様が来店されたそうです。1979年に北九州市と大連市は友好都市を締結しており、歴史的にもつながりが深いですね。私も大連に1年住んでいたので、大連の懐かしい話ができました。またオーナー夫妻の笑顔に会いに行きたくなるお店です。