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【料理の鉄人93歳】40年程前に考案した「小さな極上おにぎり」に挑戦!おいしさに鉄人の小技キラリ★

  • 2024.7.27

1993年から1999年まで放送されていた、料理バラエティ『料理の鉄人』。初代の和の鉄人として登場していたのが、道場六三郎さん。現在は93歳になられていますが、自身のYouTubeチャンネル『鉄人の台所』では、斬新なのに簡単でおいしい家庭料理のコツを伝授しています。その中で見つけたのが極小サイズの「極上おにぎり」。おめかしをした女性が小さな口でも食べられるようにと考案したのだそう。鉄人のおにぎりに挑戦です!




和の鉄人・道場六三郎さん直伝!「小さな極上おにぎり2種」を作ってみた!

「小さな極上おにぎり」のご飯の分量は、紹介されていませんでした。そこでネットでコンビニのおにぎりの重さを調べてみると、1個が約110~120gという記事を発見。今回は小さいおにぎりなので、1個を約60gのご飯で握ってみます。

鉄人のおにぎりには、2種類の具にも道場さんらしい小ワザが効いていますよ♪そのうちの1つである「ふりかけ醤油」は、紹介されていた分量だとたくさん出来上がりそうなため、今回は1/3に減らして作ってみます。



【材料】(2種類4個分)
温かいご飯…適量 ※今回は約240g使用

(ふりかけ醤油)
かつお節…20g ※今回は7g使用
しょうゆ…50ml ※今回は17ml使用
一味唐辛子または七味唐辛子…適量
白いりゴマ…適量

(梅たく)
たくあん(角切り)…50g
梅干し(市販)…1個
酢…適量
焼きのり…適量

1. かつお節にしょうゆをまぶし、絞って余分なしょうゆを取り除きます。



しょうゆをまぶしたかつお節は、電子レンジで加熱。余分なしょうゆを絞った方が、早く乾燥しますよ。



絞ったしょうゆは、たっぷりと残ります。かつお節の旨味が付いているので、他の料理に活用することに。

2. キッチンペーパーを敷いたお皿に1を広げ、電子レンジ(600W)で2~3分加熱します。



今回は600Wで、2分加熱してみます。加熱中は煮物を作っているような、とてもいい香りが広がりました♪



2分加熱して取り出すと、かつお節の水分が抜けて、カチッとした固まりになっていました。600Wで2分加熱すると、キッチンペーパーにしみ込んだしょうゆが一部焦げたので、様子を見ながら加熱時間を調整してくださいね。

3. 2を手で揉んで粉状にし、一味唐辛子(または七味唐辛子)と白ゴマを加えて混ぜ合わせます。



固まったかつお節を、出来るだけ細かくほぐします。



道場さんは辛い味がお好きだそうで、動画では、一味唐辛子を小さじ1/2~1くらい、加えているように見えました。筆者は辛い味が苦手なので、ひと振りだけ加えることに。これで、「ふりかけ醤油」の具材は完成!

4. 続いて、「梅たく」の準備を。水(分量外)に酢を加えて酢水を作り、たくあんを軽く洗って水気を切ります。



酢水の分量は紹介されていなかったので、今回は水40mlに小さじ1の酢を加えて酢水にしました。酢水で洗うと、たくあんの独特な香りが消えるそう。

酢水で洗ったたくあんを味見してみると、香りと塩味が和らぎ、上品な味わい♪

5. 種を取り除いた梅干しを包丁で叩き、たくあんと混ぜ合わせます。



たくあんと梅干しの割合は、2:1がベストだそう。レシピ通り、たくあんを50g用意したのですが、梅干しの果肉の量に合わせて、そのうちの30gくらいを使うことにしました。

6. 濃いめの塩水(分量外)を作って手になじませ、小さいおにぎりを2個握って、3を全面にまぶします。



しょうゆをまぶしたかつお節を中に入れる具にしてしまうと、噛み切りにくくなってしまう。そこで、道場さんはふりかけにしてまぶそうと考え付いたんですって。小さく握ったおにぎりの全面に、たっぷりとまぶしました。

7. 手に塩水を付け、手のひらにご飯と5を乗せて小さいおにぎりを握り、焼きのりで包みます。



「梅たく」は、具としておにぎりの中に詰めます。おにぎりが小さいので、用意した「梅たく」は半分ほど残りました。「梅たくおにぎり」は、のりを巻いて仕上げますよ。


小さい口で上品に食べられる♪2種類のおにぎりとも小ワザが光る!



和の鉄人・道場六三郎さん直伝の「極上小さなおにぎり」が完成しました。おめかしした女性が小さな口でも食べやすいようにと、考えて作っただけあり、上品に食べられるミニサイズのおにぎりに仕上がりました。

まずは「ふりかけ醤油おにぎり」から、いただきます♪口に入れると、香ばしいかつおとしょうゆの香りが広がり、高級感のあるおかかおにぎりに仕上がっています。

カラッとした風味のよいかつおふりかけが周りに付いているので、しょうゆをまぶしたかつお節が中に入っているおにぎりとは、歯切れのよさが桁違い。パクッと食べて、スッと喉を通る感じで、とっても食べやすい!幼児用サイズくらいの小さいおにぎりなので、ふた口で完食でした。



次は「梅たくおにぎり」をいただきます。パクッと食べると、たくあんのポリポリ食感を楽しめます♪梅肉が合わさっているので、爽やかな酸味が加わり、さっぱりとした味わい。

酢水で洗ったため、たくあん特有の香りは控えめで、梅干しの香りも感じられます。

見た目は普通ののりを巻いた三角おにぎりですが、食べると小ワザが効いているな♪と感じるおいしさでした。

残った「ふりかけ醤油」をきゅうりにかけて食べてみた♪



今回は上記の「ふりかけ醤油」の分量を1/3に減らして作りましたが、小さなおにぎり2個にまぶしても、大さじ3杯分くらいの「ふりかけ醤油」が残りました。

おにぎり以外に、サラダや唐揚げにかけてもおいしいとのことなので、輪切りきゅうりに振りかけて食べてみます。

かつお節をまぶすよりも味が濃厚で、水気が多いきゅうりにぴったりの調味料です。すぐに食べると「ふりかけ醤油」がサクサク、少しおいてから食べるとしっとりとした食感に。これは、おいしい万能調味料として大活躍しそう。

保存瓶に入れて湿気ないようにしておけば、1か月くらいは保存出来るそうですよ。

ミニサイズでもおいしさと上品さはしっかり!ふた口サイズで食べやすい♪



和の鉄人・道場六三郎さんが40年前に考案したという「小さな極上おにぎり」は、食べる人のことを想って握られた、小ワザが光るおいしいおにぎりでした。

たくあん独特の香りを抑えるため、酢水で洗うという下処理を初めて知ったので、他の料理を作る時にも役立てようと思います。

「ふりかけ醤油」は、かつおとしょうゆの香りがよく、高級感のあるかつおふりかけだったので、普段のお弁当に大活躍しそうです♪

ただおいしいだけではない、食べる人のシチュエーションまで考慮して作った「小さな極上おにぎり」。その姿勢も学ばせてもらえるようなレシピでした。

おにぎりを作る機会はたくさんあると思うので、ぜひお役立てくださいね。

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