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【御茶ノ水】江戸時代から甘酒を作り続ける「天野屋」昭和レトロな空間で昔ながらの味わいを

  • 2024.7.27

御茶ノ水駅から徒歩約5分、神田神社の鳥居の真横に風情ある日本家屋が。今回ご紹介する「天野屋」です。江戸時代に甘酒茶屋としてはじまり、170年以上変わらぬ味を守り続けています。そんな甘酒と一緒に楽しむ昔ながらの甘味。昭和レトロな店内でいただいたのは、ぷにゅもち食感のくず餅と、夏にぴったりな氷甘酒です。甘味を通して感じられる、歴史あるひとときをご紹介します。

江戸時代から続く老舗「天野屋」

御茶ノ水駅から徒歩約5分。神田神社の鳥居の真横にある、風情ある建物。こちらが今回ご紹介する「天野屋」です。

1846年に創業し、甘酒茶屋として江戸時代から続く老舗。販売所と併設している喫茶部では、創業当時から受け継がれている甘酒に、昔ながらの甘味が楽しめます。

昭和レトロな店内

レトロなポスターや模型、照明が雑多に入り混じっている店内は、昭和レトロな空間で、まるでタイムスリップしたかのよう。オレンジ色の照明に、木造の店内、気さくな店員さんが、あたたかな空間を作り上げています。

6月からはさまざまな風鈴が店内を彩り、風に揺られて涼しげな音色を響かせています。

目の前に広がるレトロな空間と風鈴の音で日本の夏を感じながら、江戸時代から受け継がれている甘酒をいただいていきます!

人気の甘味をいただきます

人気の甘酒とくず餅のセット

人気のメニューがこちらの甘酒とくず餅のセット。甘酒にくず餅が4つ、備え付けの沢庵のセットです。備え付けは店内で販売しているものを日替わりで出しているとのこと。

甘酒は温かいものと冷たいものから好きな方を選べ、温かいものにしてみました。

甘酒+ミニくず餅(4切)

温かい甘酒 税込705円

冷やし甘酒 税込755円

甘酒の材料は、お米と糀のみ。そのため、お米本来の自然な甘さや、味わいが口の中に広がります。

熱々の甘酒で、体がぽかぽかと温まっていきます。夏でも冷房で体が冷えてしまいがちなので、季節問わず温かいものも選べるのはありがたいですね。

飲み続けると、こってりとした甘みが後味として残るので、そこで沢庵の出番。ポリポリとよい音が響く食感と、少し濃いしょっぱさが甘酒との相性抜群! 味や食感を途中で変化さることで、優しい味わいがより引き立ちます。

くず餅にのっているきな粉は自家製のもの。天野屋では甘酒だけでなく、味噌や納豆も製造・販売しているため、そこで使っている大豆で作られています。

ぷるぷるともちもちが合わさった、ぷるもち食感に、香り高いきな粉と優しい赤蜜の甘さが広がります。くず餅はお店によっては酸味がありますが、こちらはなく、食べやすいです。

甘酒を飲みながらくず餅を食べ、途中で沢庵をポリポリ齧る。のどかで、ほっと一息つける時間が過ごせました。

夏は氷甘酒でひんやりと

夏季限定メニューのかき氷も必見です。約30種類あるなかで、天野屋ならではの1品が「氷甘酒」(税込550円)。

ふわふわの氷の下に、冷やし甘酒がたっぷりと入っています。

氷を甘酒の中に崩し入れながら食べるのがポイント。ふわふわの氷はお盆の上に氷がぽろぽろと落ちてしまいやすいので、格闘しながらいただいていきます!

氷が口の中ですぐに溶け、ひんやりとした甘酒が。糀の味わいや甘みも十分に感じられ、甘酒ならではのふにゃっとした食感も楽しめます。

あたたかい甘酒はこってりとした味わいが残りましたが、氷甘酒はさらっと食べることができました。これからの暑い季節にぴったりな一品です。

170年以上変わらぬ味でほっと一息

「飲む点滴」と呼ばれるほど、栄養価が高く、老若男女問わず楽しめる甘酒。お米と糀と、シンプルな素材で作られているからこそ、味に癖がなく、時代を超えて長く愛されているのだと思います。

江戸時代の人たちも同じものを飲んでいたのかなと、はるか昔に思いを馳せながら過ごすひとときも、乙なものかもしれません。

天野屋

住所:東京都千代田区外神田2-18-15

電話番号:03-3251-7911

営業時間:10:00~16:00(L.O. 15:30)

定休日:火曜日(祝日の場合営業)、海の日、8月10日~17日

[All Photo by miri]

※店舗や時期により商品の仕様や品揃え、価格が変わる可能性がありますので、ご注意ください。

※店舗営業については最新情報をご確認ください。

 

 

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