アヤ・ナカムラ、パリオリンピック2024開会式で黄金の衣装を纏って圧巻のパフォーマンス

7月26日（現地時間）、パリオリンピック2024がついに幕を開けた。雨が降り続くあいにくの天気だったが、開会式にはフランスと世界の音楽シーンで活躍するトップアーティストたちが集結。その中でひときわ輝いていたのが、創造的な情熱、大胆さ、自己超越への見事なオマージュとなるパフォーマンスをしたアヤ・ナカムラだ。

舞台となったのは、ルーブル美術館とフランス学士院を結ぶポンデザール橋。60人の共和国親衛隊音楽隊と36人のフランス陸軍合唱団とともに、自身のヒット曲「Pookie」と「Djadja」をメドレーで披露。悪天候のため、残念ながらライブで歌うことはできなかったが、シャルル・アズナブールの「For me formidable」など、フランスの名曲の数々を織り交ぜてパフォーマンスした。

アヤ・ナカムラが身に纏ったのは、マリア・グラツィア・キウリによるディオール（DIOR）2024-2025年秋冬オートクチュール コレクションで披露されたシルエットのひとつを再解釈した、エクスクルーシブなアンサンブル。コルセットとショートパンツを組み合わせたアシンメトリーなドレスには、メゾン ル マリエの職人がひとつひとつ手作業で刺繍した金色のフェザーがあしらわれ、ダンサーの衣装にも飾られている。背中に取り付けられた2枚のシルクのドレープが、スチームシルエットにボリュームと立体感を与え、神秘的な魅力を引き出した。

Text: Jeanne Ballion

From VOGUE.FR