会津地方の中心都市である会津若松市には、古き良き伝統・歴史・文化が感じられるスポットがたくさんあります。
今回は、生粋の会津っ子ライターが、茶道流派である千家ゆかりのお茶室・麟閣を散策したあと、老舗菓子舗のおしゃれカフェやヘルシーな豆腐料理を楽しめるお店でランチを楽しむぶらり旅をしてきました。
会津若松市・鶴ヶ城周辺を散策する方は、ぜひ参考にしてくださいね。
会津地方の中心都市である会津若松市には、古き良き伝統・歴史・文化が感じられるスポットが目白押しです。
第2回目の今回は、生粋の会津っ子ライターが、茶道流派である千家(せんけ)ゆかりのお茶室・麟閣(りんかく)を散策したあと、老舗菓子舗のおしゃれカフェのお菓子や、ヘルシーな豆腐料理を味わってきました。
第1回目の会津若松おすすめスポットはこちら!
■数奇な運命を辿った! 千家ゆかりの茶室「麟閣」
茶室・麟閣は、鶴ヶ城公園の一角にあります。
茶湯の天下三宗匠と称せられる千利休は、天下統一を果たした豊臣秀吉の側近でした。しかし、突如として秀吉の逆鱗に触れてしまい、死を命ぜられ、千家断絶の危機に!
そんな最中、利休の茶道が絶えるのを惜しんだ会津城主の蒲生氏郷(がもう うじさと)は、千利休の子である少庵(しょうあん)を会津にかくまい、秀吉に千家の再興を願いました。
茶室・麟閣は、少庵をかくまっている間に建造されたと伝えられます。
時は流れ、戊辰戦争で会津藩が敗れたあと、麟閣の建物が取り壊されることに。それを惜しんだ茶人・森川善兵衛(もりかわ ぜんべえ)が、自宅の敷地内に移築。そして1990年(平成2年)9月12日に、会津若松市が市政90周年を記念し、麟閣を当初あった鶴ヶ城内に移築しました。
千利休の子・少庵は、どのような気持ちでお茶をたてていたのでしょうか。
麟閣ではお抹茶も味わえます。
茶室・麟閣
住所:福島県会津若松市追手町1-1
電話番号:0242-27-4005
営業時間:8:30~17:00
定休日:なし
アクセス:会津若松駅からバス(はいからさん・あかべえ)で約20分 鶴ヶ城入口下車徒歩約5分
■老舗菓子舗が運営! 南蛮文化が感じられるカフェ「會津葵 シルクロード文明館」
次にお邪魔したのは、老舗の上菓子司・會津葵(あいづあおい)が運営するおしゃれカフェ「シルクロード文明館」。
こちらでは、會津葵のお菓子とそれに合う飲み物、手作りランチなどを味わえます。
この日は、山国会津と南蛮文化がコラボした人気菓子「會津葵(かすてあん)」と、新茶の紅茶のセットを注文。紅茶のすっきり感と、 かすてあんの濃厚で上品な甘さが見事にマッチしていました。
かすてあんは、きめ細やかなカステラ生地に自家製のこしあんを入れて焼き上げたお菓子です。餡入りカステラの創案が認められ、1962年に科学技術庁長官より創意工夫功労章を受賞しています。
筆者が座った席から鶴ヶ城のお掘が見えました。
シルクロード文明館
住所:福島県会津若松市追手町4-18
電話番号:0120-267-010
営業時間:10:00~18:00
定休日:不定休
アクセス:会津若松駅からバス(はいからさん・あかべえ)で約20分 鶴ヶ城入口下車徒歩約3分
■豆腐のヘルシーランチが楽しめる「豆ふ屋Cafe Shun」
ランチは、鶴ヶ城入口の交差点にある「豆ふ屋Cafe Shun」へ。
このお店では、オーナーさんの実家である磐梯町・栗田豆腐店のお豆腐を使った料理を堪能できます。道路を挟んだ向かいには、先ほど立ち寄った會津葵の本店も!
注文したのは、お豆ふハンバーグセット。メインとなる豆腐ハンバーグのほか、ライス・スープ・2つの小鉢・デザート・コーヒーがついていて豪華です。
豆ふ屋Cafe Shunは、ふくしまベジ・ファーストの加盟店舗であるため、野菜が多く、塩分控えめでやさしい味の料理が豊富。メインのハンバーグはふわふわ食感がたまりませんでした。
このセットで、約24.6gのたんぱく質が摂れるとか。筋トレ中の方にもおすすめのメニューです。
カウンター席からは、福島地方裁判所会津若松支部の木々が見えて涼やか。
豆ふ屋Cafe Shun
住所:福島県会津若松市追手町3-27
電話番号:0242-27-1024
営業時間:10:30~17:00
定休日:月曜日、第1・第3日曜日
アクセス:会津若松駅からバス(はいからさん・あかべえ)で約20分 鶴ヶ城入口下車徒歩約3分
「茶室 麟閣」「會津葵 シルクロード文明館」「豆ふ屋Cafe Shun」を巡る会津若松のぶらり旅をご紹介しました。会津若松にお越しの際は、気になるスポットに、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。
(ASUMI)