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【SNS漫画】かつての「好きな人」と再会、でもカレの隣には… すれ違う男女を描いた漫画に「苦甘酸っぱい」「鳥肌とまらねえ」

  • 2024.7.26

作者インタビュー、制作の思いとは

ますだみくさんの作品「思い出し恋」のワンカット
ますだみくさんの作品「思い出し恋」のワンカット

昔、好きだった人が地元に帰ってきたら――。すれ違う男女の思いを描いた漫画が、X(旧ツイッター)でじわり人気を集めています。二人きりで話したのはかつて一度だけ、その後何年も連絡を取っていなかった二人の“再会”ストーリーに、「苦甘酸っぱい」「キュンキュンする」「鳥肌がとまらねーぜ!」といった感想が寄せられています。

作者は、ますだみく(@_mokotomoko_)さん。2024年7月現在、雑誌「ViVi」のウェブサイトで漫画作品を連載しているほか、さまざまなアーティストのミュージックビデオなどを手掛けるなど幅広く活動しているイラストレーター・漫画家です。

作品タイトルは「思い出し恋」。近所に住む男友達のSNS投稿によって、以前好きだった男性が地元に帰ってきたことを知った女性。「この街に彼がいるだけで 嬉(うれ)しくなる」というモノローグの直後に彼女が見た光景とは――?

ストーリーは女性・男性が交互に一人称となり、秘めた胸中をそれぞれ語り出す展開。あの日あのとき、相手はどう思っていたのかが少しずつ明らかになっていき、切なさやほろ苦さ、スリリングささえ感じる作品には、2024年7月26日(金)18時半現在で約5000件の“いいね”が集まっています。

「一度でも後悔のある恋愛をした人へ」

作者のますださんにお話を聞きました。

――今回の作品「思い出し恋」は、どのような人に読んでもらいたいと思って描かれましたか?

ますださん「人生は全てタイミングだと思っていて、些細な行動や言葉のずれで想いがすれ違って諦めてしまった人達が もし人生のタイミングがぴったり重なったとしたらどう行動するんだろう? 感情から逃げるのか、見つめ直すのか、その瞬間を描きたいなと思い制作しました。一度でも後悔のある恋愛をしたことある人たちに共感してもらえたらいいなと思います」

――普段、作品を描かれる中で、特に表現したいと思っていることがあったら教えてください。

ますださん「私は学生時代に映像を学んでいたのですが、実写映像やアニメーション、舞台作品など幅広く創作活動をする上で、『作品で全てを語るのではなく、作品を見た人の想像の余白を残すこと』を自分は大切にしていることに気づきました。恋愛関係であろう人物たちを描きつつ、情景描写などの想像の余白を残すことで見た人が楽しんでもらえるように制作しています」

――世間では「若者の恋愛離れ」などと言われることもありますが、ますださんが考える、現代の恋愛とはどのようなものでしょうか?

「恋愛に限らずですが、今はいかにリスクを負わず、平和で、安定でいられるかを最初から考えて行動することが多いような気がします。コミュニケーションを取ることでその人を自然に知っていくというよりは、情報を仕入れて見比べた上で、その人のことを考えてみる、みたいな。漫画の中では不器用ながらも、感情に正直に生きて、がむしゃらに恋をする人たちを描いていきたいです」

(LASISA編集部)

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