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「おい、学生さん」病棟を抜け出した患者に話しかけられ....意外な『アドバイス』に起こった変化とは

  • 2024.9.6

病棟で看護師をしている、ぱれちに(ぱれちにっき)さん。仕事のかたわら、医療従事者向け、主に看護師向けの漫画を描き、ブログで発信しています。

今回は、フォロワーから寄せられたある強面の患者のエピソードです。

アドバイスをくれた患者さん

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ぱれちに(ぱれちにっき

フォロワーが学生だった頃、病棟の患者が突然いなくなったことがありました。その患者は、退院後に在宅酸素療法が必要だったのですが、それを拒否していたのです。 その後患者は、大汗をかいて息を切らしながら自分の病室に戻っているところを発見されました。

声かけが苦手なぱれちにさんは、カーテン越しにこっそり患者の様子を覗き、うろたえていました。そこに患者のほうから声をかけます。

患者は、かたくなに拒否していた酸素吸入を行いながら、「まず自分で俺に声かけて確認しないと」とアドバイスをくれました。患者が酸素をつけずに行動していたとき、自分が思っていた以上に苦しいことを自覚し、リハビリを頑張ることを決意したのだそうです。

患者は真剣な顔で気持ちを語りながら、「君はもっと患者の変化に踏み込めるといいね そうしたらもっといいと思う」とアドバイスをくれました。これを機に、患者はリハビリに真剣に取り組み、ぱれちにさんも患者とのコミュニケーションの大切さを知ったのでした。

人によっては、患者からアドバイスを受けただけで落ち込んでしまう人もいるかもしれませんが、真剣に治療に向き合う姿がぱれちにさんの意識まで変えてくれたのですね。看護師に限らず、他の仕事でもこんなふうに顧客から学ぶことがあるのではないでしょうか。

ブログ:ぱれちに(ぱれちにっき

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