寒い日にお風呂で温まろう→それ危険かも…！脱衣所やお風呂場に潜む“危険な落とし穴”にゾッ...

気温が下がりはじめた季節の入浴時に気をつけたい「ヒートショック」という現象をご存知ですか？今日は寒いから…とすぐにお風呂に入ろうとするのはちょっと待って！実は、脱衣所やお風呂場には“命に関わる危険性”があるのです。

いったいどんなことに気をつければいいのでしょうか。今回は、寒くなりはじめる前に覚えておきたい入浴時の注意点をご紹介します。

お風呂に潜む落とし穴

お風呂に入ろうとするお母さんに「ちょっと待って」とストップがかかりました。寒い日は脱衣所を温めてからにした方がいいと忠告しても、お母さんは「大丈夫大丈夫」と意に介さない様子。しかし、その油断はとても危険なようです！

寒い季節は、暖かくしている室内と、脱衣所やお風呂場との気温差が激しくなりますよね。寒い脱衣所で服を脱ぐと体表面の温度が下がり血圧もダウン。その状態で熱いお風呂に入ると、今後は一気に血圧が上昇。その急激な温度変化で、深刻な健康被害を招くヒートショックが起こるのです。

ヒートショックは、特に高齢者や高血圧の方、糖尿病などの疾患を抱えている人は要注意。しかし、誰にでも起こり得る現象なので予防策を覚えておきましょう。原因は温度差なので、入浴前に脱衣所や浴室を暖めておきます。そして湯温は41度以下に設定を。食後すぐやお酒を飲んだ状態での入浴は控えた方が良さそうです。

寒い日は熱いお風呂に入ることこそが健康法だと思っていた人は、今後注意しましょう！天気予報と一緒に“ヒートショック予報”もチェックしておきたいですね。

作画：もす（@mosumanga30）

参考：滋賀県「ヒートショック対策について」