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災害時に聞く『クラッシュ症候群』って? 覚えておきたい“対処法”とは

  • 2024.8.31

病棟で看護師をしている、ぱれちに(ぱれちにっき)さん。仕事のかたわら、医療従事者向け、主に看護師向けの漫画を描き、ブログで発信しています。

ぱれちにさんはクラッシュ症候群について、鬼切先輩からレクチャーを受けています。

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ぱれちに(ぱれちにっき

足などが長時間瓦礫などの下敷きになると、筋肉が傷つくことはもちろん、時には壊死することもあります。その後、瓦礫を取り除いた際に、筋肉細胞からさまざまな成分が血中に流れ出ることで起こる諸症状を「クラッシュ症候群」といいます。クラッシュ症候群にかかると、心停止や心不全、腎不全などのリスクが高まります。

だからといって、瓦礫からいつまでも抜け出さないのはもちろんNG。抜け出した後はすぐに大量の輸液を行い、リスクを下げます。重症の場合、透析を行うこともあるそうです。鬼切先輩からそう説明を受けたぱれちにさんは、注意して観察する必要があることを理解しました。

地震の報道があると「クラッシュ症候群」という症状名を見聞きすることが増えてきました。ぱれちにさんは漫画の後に「クラッシュ症候群のリスクが認められるのであれば、圧迫解除されたらすぐに医療機関へ」とメッセージを加えています。専門知識を持たない一般の人も、症状名だけでも知っておきたいものですね。

ブログ:ぱれちに(ぱれちにっき

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