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【MLB】大エースのカーショーがついに復活 左肩手術を乗り越え“ファン総立ち”の3者連続K 「ドジャースタジアムに戻ることだけを考えてきた」

  • 2024.7.26
復帰登板を果たしたドジャースのクレイトン・カーショー(C)ロイター/USA TODAY Sports
SPREAD : 復帰登板を果たしたドジャースのクレイトン・カーショー(C)ロイター/USA TODAY Sports

ドジャースのベテラン左腕クレイトン・カーショー投手が25日(日本時間26)、本拠地でのジャイアンツ戦で今季初登板初先発。昨年11月に左肩の手術を受け、今季は開幕から負傷者リスト(IL)入りしていた。4回を6安打2失点でまとめ、復活を印象付けた。試合は6-4でドジャースが勝利した。

■「カーブは良かったが、直球が……」と自己評価

通算210勝を誇り、サイ・ヤング賞を3度獲得している大エースが、ドジャースタジアムに戻って来た。昨年10月の地区シリーズ以来となるメジャーのマウンド。36歳のカーショーはブランクを感じさせない投球を披露した。
1、2回と無失点に抑えたものの、3回は先頭から4連打を浴びて2点を失った。なおも無死一、二塁のピンチに立たされたが、後続を3者連続三振に仕留め、これ以上の追加点を許さなかった。この快投にスタンドも熱狂、ファンは総立ちで拍手を贈った。
結局、この日は4回72球を投げて6安打2失点、6奪三振。白星こそ付かなかったものの、上々の復帰登板を終えてベンチに戻ると、大谷翔平投手らチームメートとタッチを交わし、汗をぬぐった。
試合後、カーショーは「チームには私が復帰するのを手伝ってくれた多くの人がいる。地元の人たちも援助してくれた。私のことを本当に多くの人たちが気にかけてくれて、うれしかった」と切り出し、まずは復帰を手助けしてくれたスタッフたちに感謝した。
その上で、自身の投球については冷静に分析。「まだ改善できる部分はあるが、カーブが良かったと思う。速球はまだまだ満足できるものではないが、全体的に見れば、復帰後の初登板としては十分に受け入れられる結果だと思う」と話した。

■ドジャースの投手としては最長となる17年目

この日は72球を投じ、そのうちストライクが47球。直球の平均スピードは90.6マイル(約146キロ)で、最速は91.8マイル(約148キロ)を計測。6奪三振のうち4つは時速86.6マイル(約140キロ)のスライダーで奪い、カーブやチェンジアップも効果的に織り交ぜた。
「肩の手術をしてから、ドジャースタジアムに戻ることだけを考えてリハビリに取り組んできた」と語ったカーショー。ドジャースの投手としては最長となる17年目を迎えたことに「年を取ったね。ただ、ドジャースという球団が、ロサンゼルスや世界中の人々に大きな影響を与えていることを考えれば、(ここで投げることが)当たり前のことだとは思っていない」と明かした。
デーブ・ロバーツ監督は「次回登板に向けて土台ができたと思う。次の試合に備える意味でも十分に投げた」と話し、今後も先発ローテーションとして計算していく姿勢を見せた。

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