「息子を立ててやって」と言う古い価値観の義父母。仕方なく従っていると、とんでもない事態に！

男女平等な考え方が浸透してきているとはいえ、まだまだ古い価値観で生きている人もたくさんいますよね。しかし、価値観をアップデートできないでいると、とんでもない目に遭うこともあるようです。今回は友人が話を聞かせてくれました。

モラハラがひどくなっていく夫

私は夫とのあいだに中学生の息子が2人います。
夫は昔からモラハラ気質で高圧的な言い方をするほうだったのですが、息子たちが成長して身体が大きくなってきたことにプレッシャーを感じたのか、最近ではますますモラハラがひどくなってきました。

息子たちにも影響が出そうで恐れを感じていた私ですが、両親はすでに他界していて頼ることができません。
迷った末、仕方なく義両親に相談してみることにしました。

ところが義両親は私が真剣に相談しても、

「息子は大黒柱なんだから、もっと立ててやってほしい」
「妻は夫に従うべき。逆らうから息子も嫌な気持ちになるに違いない」
「あなたも大人なんだから、いちいち騒ぎ立てないでちょっとは我慢しなさい」

と古い価値観を押し付けてくるばかり……。全く頼りになりません。
私はどうすることもできず、泣く泣く夫のモラハラに耐える日々を続けるしかありませんでした。

しかし、夫のモラハラは収まるどころか増長するばかり！
次第に攻撃的な言動も増えてきたため、「何か行動を起こさないと」と危機感を感じた私は、ICレコーダーを購入してこっそり夫の発言を録音することに。

そしてある日、ついに耐え切れず録音データを持って警察に駆け込みました。
最初は「民事不介入だから」と言っていた警察も、こちらに録音データがあると知ると一転、すぐに自宅に向かってくれて夫はその場で警察に同行を求められる事態になったのです。

息子が警察のお世話になったと知り、義両親は驚愕！大慌てで私に謝罪してきましたが、時すでに遅しです。
私は着々と準備を進め、半年後にはなんとか夫と離婚することができました。

義母には「息子を捨てないでやって」と言われましたが、もう古い価値観を押し付けられるのは勘弁！「あとはそちらでお願いします」と言い放ち、聞く耳を持ちませんでした。

夫は世話してくれる私がいなくなり、仕方なく義実家へ身を寄せることに。助けを求めた時に義両親が対処してくれていたら、事態は違ったかもしれませんよね。義両親はモラハラ気質のアラフォー息子が出戻ってきて、苦労しているそうですが、自業自得です。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター：藍沢ゆきの