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「この写真で涼んでください」北海道の寒~い冬に撮影されたシマエナガちゃん

  • 2024.7.26

今週も インスタグラム「北海道3大かわいい動物」プロジェクト に寄せられたみなさまからのお写真をご紹介します。(2024年7月15日〜7月19日ピックアップ分)

もうすぐ〝ひとり立ち〟の季節です…

Sitakke
撮影:@bonny_animal さん

生まれてすぐの時には、柴犬の子のように〝丸顔〟で、色も黒っぽかったのですが、成長とともに、鼻がぐっと伸びてきて、体の色も、まさしく〝キツネ色〟に。

まだまだあどけなさを残していますが、もう立派なキタキツネになりつつありますね。
7月もなかばになり、北海道では小麦畑が色づき、〝麦秋〟とも呼ばれる、爽やかな初夏を迎えました。
夏が本格的に訪れ、麦の刈り取りがあちこちで始まるころ、キタキツネは〝子別れ〟の季節を迎えます。

毎日のように体じゅうをナメて、ていねいに汚れやダニをとってくれていたお母さんギツネが、ある朝、突然我が子に向かって吠え、時にはかみついて、自分のそばに寄せつけなくなるのだと聞きました。

子ギツネは、当然そのことを理解できないに違いありません。
しかし、母ギツネの態度は、何日経っても変わることはないのです。子ギツネは、暮らしなれた巣穴から、旅立つ決心をせざるをえません。刈り取られた麦畑が、グーンと空まで続いていて、その向こうには白い入道雲がどんどん、肩を怒らせるように広がります。

そこにポツンと、旅だったばかりの子ギツネが歩いている。
色づきはじめた麦畑を見ると、いつもそんな風景を想像して、胸がふさがれる思いがします。

まだまだ〝ママのオッパイ〟が大好き!

Sitakke
撮影:@hgrogw さん

ラッコの親子ですねー、向かって右側が、この春生まれた、子ラッコなのでしょう。
もう顔の大きさも、お母さんと変わらない大きさにまで成長していますが、まだまだお母さんのオッパイに吸いついていますねー。
ラッコはとっても子煩悩で、親と大きさがほとんど変わらないくらいに成長してもなお、お腹の上に子どもを乗せている姿をよく見かけます。
日本では捕獲禁止、海外でも数が減っているため輸入することが出来ないため、水族館や動物園でも、ラッコの姿を見ることがなかなか出来なくなりました。
そんな中で、北海道の、特に道東の海岸で、繁殖するラッコが定着してくれたことはとってもうれしいニュースですね。

〝熱中症防止〟にも効く?(効きません!)シマエナガちゃん

Sitakke
撮影:@y.odamon さん

暑い日が続きますね。
インスタでは、「この写真で涼んでください」とか「熱中症の予防に(*予防にはなりませんので、念のため)」と、冬に撮影された、涼しげなお写真の数々が登場しています。

「きょうの1枚」は、その中からのご紹介。
寒さをしのぐために、羽と羽の間に空気をため込んで、ふっくらと、もふもふにふくらんだシマエナガちゃん。
よくまー、こんなまん丸な物体が空を飛べるなーって思っちゃいますね。

@y.odamon さんは、シマエナガの写真を撮るために、本州から〝北海道通い〟をなさっていらっしゃる、まさに〝シマエナガ沼〟にハマっちゃった方のおひとり。いま本州は、マジ暑いんじゃないでしょうかねー、北海道以上に。寒〜い冬が、なんとも恋しいですね…。

とはいえ、どんなに寒い冬でも、シマエナガの撮影となると、深い雪をかきわけながらとんでもない距離を歩いたりしなければならなくって、ダウンジャケットの中は、夏と同じくらい〝汗だく〟になってしまうのが常なんですよね、これが(笑)

いっぱい お話を聞いてくれそうな…

Sitakke
撮影:@norichan5050 さん

子ジカなのでしょうか?
大きな目や長いまつ毛もさることながら、とても大きな耳が特徴的ですね。このお写真のキャプションにもこうありました、「いっぱいお話聞いてくれそう」と。本当に!
大きな目をときどきパチパチとまばたきしながら、時々首をコクりとしながら、たくさんお話を聞いてくれそうですね。

こんな、かわいらしい話し相手になら、話をしているこちらも、素直な気持ちになれそうです。

これが〝泥パック〟ってヤツか〜?

Sitakke
Sitakke
撮影:@masaphoto1126 さん

あらら、どうしたのでしょう? お顔が、泥だらけですね。
まさか〝泥パック〟でお顔のお手入れ…ではないとは思いますが…。
きっと美味しいごちそうを探すのに夢中になって、穴を、掘り掘りしちゃったんでしょうね。
リスといえば、〝木の上にいる〟というイメージが強いかもしれませんが、エゾシマリスの場合は、地面にいることが多く、冬眠するときなどには、土を1メートル以上、まれに3メートル以上掘って巣穴にします。

エゾシマリスが冬眠に使う巣穴を研究した方によると、地面の下には、アリの巣のように、通路といくつかの部屋があり、食べ物の貯蔵庫、トイレ、寝室などが作られているのだそう。
一方で、同じく北海道で暮らすエゾリスは、木の穴などに巣を作り、行動するのも木から木を伝ってということが多く、その点ではちゃんとした〝棲み分け〟がなされているのかもしれません。
ただ、エゾシマリスも、エゾリスも、土に穴を掘って食べ物を〝隠しておく〟のは同じなので、どちらもときどき顔が泥だらけになってしまいますね。

文:インスタグラム「北海道3大かわいい動物」プロジェクト事務局 / ami_papa

インスタグラム「北海道3大かわいい動物」プロジェクトでは、フォローしていただいた方に、北海道の動物たちのかわいい写真を、月〜金曜日の毎日、インスタグラムで配信しています。

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