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大人女子にピッタリ♡甘酒のビューティーパワーがスゴすぎる

  • 2016.3.9
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まだ化学も栄養学もないような頃から作られていた食べ物に、実はトンでもない良い効果があったということが次々と明らかになっています。寒くなってくるとなんだか飲みたくなる甘酒も、そんな日本人の知恵が生み出したスーパーフードのひとつ。

今回は、管理栄養士の筆者が“飲む美容液”と称される甘酒のビューティーパワーをお伝えします。

 

■栄養士が解説!甘酒のビューティーパワー3つ

1)肌を内側から輝かせる

肌の乱れは腸の乱れ。肌は内臓の鏡と言われていて、腸内をキレイに保つことは美を考える上で決して忘れてはならないことです。

甘酒は食物繊維とオリゴ糖を含んでおり、腸内の善玉菌が増えることを助けてくれます。善玉菌が増えると腸の働きが良くなり、便秘を予防して有害物質が身体の中に溜まることを防ぎます。

 

(2)麹菌がビタミンB群を作り出す

甘酒は、麹菌の力で発酵させた発酵食品。その麹菌の作用でビタミンB群が作られています。

特にビタミンB2とビタミンB6は皮膚の健康維持には欠かせない栄養成分。代謝を補助して脂肪を燃焼する働きも持っているので、体型を保つ上でも役に立つ栄養素です。

 

(3)美白の秘訣コウジ酸

“仕事で麹を扱う人は手が白い”ということから研究が進められたコウジ酸。シミやくすみの原因となるメラニンの生成を抑える働きがあることがわかり、医薬部外品の有効成分としても承認されています。

さらに、肌老化の原因となる糖化の産物AGEの生成を抑制する効果もあるのです。

 

■オススメの摂り方

まず知っておきたいのは、甘酒には“米麹”から作るタイプと、酒粕から作るタイプの2種類あるということ。

オススメは米麹から作るタイプで、砂糖を使っていないのに甘味があり、アルコールも入っておらず飲みやすい点が特徴です。

お好みの濃さの豆乳で割れば、女性ホルモンの働きを補うイソフラボンも摂取できます。食物繊維やむくみを解消してくれるカリウムが豊富なバナナ、身体を温めてくれるしょうがなどを入れてアレンジを楽しむのも良いですね。

ただし、身体に良いからといって飲み過ぎはカロリーや糖分のとり過ぎになります。1日コップ1杯ぐらいまでにしましょう。一度にたくさん飲むよりも、毎日継続して飲むことの方が効果を出す上で重要です。

 

いかがでしたか? 甘酒というと冬に温めて飲む飲み物というイメージがありますが、もともとは夏の飲み物でした。江戸の街には夏になると甘酒の売り声が聞こえるのが風物詩だったそう。これからの季節は陽射しも強くなるので、甘酒で美白を後押ししてあげましょう。

【著者略歴】

※ 圓尾和紀 ・・・ 管理栄養士。総合病院勤務を経て予防医療を志し、独立。和食素晴らしさを伝える活動と、”不自然な食べもの”にあふれた環境で、定期的に身体をリセットする目的からファスティングを取り入れた生活の提案を行う。カラダヨロコブログ

【画像】

※ tamayura / PIXTA

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