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こんがり焼いたから安心…は危険!意外とやりがちな肉のNG調理3選【食中毒予防】

  • 2024.7.26

高温多湿で厳しい暑さが続く夏。いつも以上に衛生面に気をつけているつもりでも、自己流の対策や何気ない行動が落とし穴になって、食品のいたみや食中毒につながることも……!

特に怖いのが肉の食中毒。カンピロバクターという細菌が潜んでいることがあり、加熱が不十分だと食中毒に。近年、食中毒発生件数が多い細菌と言われています。あなたも知らない間にNG調理をしてしまっているかも…。食中毒にならないために、今回は正しいお肉の調理のポイントをご紹介します。

 

冷凍してるから安心、と思ったら…常温解凍で菌が増殖!

冷凍で活動が抑えられていた菌は、常温で再び活性化。特に火を使うキッチンでの常温解凍は危険です。基本は冷蔵庫での低温解凍。急ぎの場合は、流水解凍か電子レンジ解凍で。流水解凍する場合は、保存袋に入れたままボールに入れ、流水に当てて。
 

 
 

表面が焼けたから大丈夫、と思ったら…生焼けで菌が死滅してない!?

食中毒の原因で多いのが、生焼けの肉を食べること。食中毒菌を死滅させるには、肉の表面だけでなく、中の色が完全に変わるまでしっかり火を通す必要があります。特にハンバーグやチキンソテーなどは中心部が加熱しきれていないと食中毒を起こしやすいメニュー。肉汁の色や断面の色など見た目での確認が重要です。
 

肉・魚用と野菜用のまな板を分けてるからOK、と思ったら…加熱後の肉に菌がついちゃうかも!?

生の肉・魚を切ったまな板で、加熱後の肉・魚を切り分けるのはNG。水洗いしたり、ぬれぶきんで拭いたとしても、菌は残っています。2枚を使い分けるなら、生もの用(下処理用)とそれ以外(野菜、仕上げ用)に分けるのが正解。
 

ちょっとした心がけで食中毒は防ぐことができます。調理方法をしっかり見直して、夏も安心安全にお肉料理を楽しみましょう!

(『オレンジページ』2024年7月17日号より)

取材協力/公益社団法人日本食品衛生協会 調理・スタイリング/下條絵美 撮影/佐山順丸 原文/太田順子 文/編集部・吉藤

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