1. トップ
  2. レシピ
  3. 腸活の女神・加治ひとみが注目する“藻活” 「肌の調子がいいのは、藻類のおかげでもあるかも」

腸活の女神・加治ひとみが注目する“藻活” 「肌の調子がいいのは、藻類のおかげでもあるかも」

  • 2024.7.25

手入れの行き届いた肌や髪、そして美しいシルエットを保つボディ。それらは日々の腸活によって手に入れたもの。“腸活の女神”とも称される加治ひとみさんが、新たに取り入れているのが“藻活(もかつ)”なのだそう。

日本古来の食材である“藻”は腸活の即戦力!

日本人が毎日当たり前のように食べている海藻は、漢字のとおり海の“藻”。こんぶやわかめ、ひじき、もずくなどその種類も多く、味噌汁、煮物、揚げ物とさまざまな料理で親しまれている。まさに、日本古来の食材といえるだろう。ところが、ここまで藻を食べる国は、世界でも珍しいという。そしていまこの藻が、欧米を中心に海外から注目されていることから、改めて私たち日本人が藻のよさを見直すという“逆輸入”状態にあるという。

「腸を整えるのに役立つ栄養成分が豊富な藻は、ヘルシー志向の海外セレブをきっかけに、人気に火がついたとみられています。この機会に、藻の素晴らしい栄養成分を再認識するのもいいかもしれません」(管理栄養士・浅野まみこさん)

人体に欠かすことのできない微量ミネラルのひとつであり、甲状腺ホルモンを構成して成長や代謝を促す“ヨウ素”が海藻には非常に豊富。さらに“水溶性食物繊維”が多く含まれていて、便を柔らかくする貯水と潤滑剤の役割を担っている。

「最近特に話題なのが、水溶性食物繊維が大腸の善玉菌によって分解されると、酢酸や酪酸、プロピオン酸といった“短鎖脂肪酸”を生み出す働き。短鎖脂肪酸は腸の内側の粘膜を厚くし、滑りをよくするなどして、体の免疫調整機能を向上させるのです」

腸活の即戦力になる“藻活”に改めて注目してみよう!

腸活の女神! 加治ひとみさんも“藻活”に注目

長年、腸活を続け、その実践方法や体の変化などをSNSやメディアで発信しているモデルの加治ひとみさん。知識が豊富で、最新の腸活事情にも詳しい加治さんが、少し前から始めているのが“藻活”。

「藻に注目するようになったのは、昨年、リサーチを兼ねて、最新の健康食品やオーガニックフードを取り揃えるLAのスーパーマーケット『Erewhon』に立ち寄ったことがきっかけでした。その時、ブルーやピンクのカラフルな“シーモスジェル”入りのスムージーを、おしゃれな女性たちが飲んでいたんです。私も試しに飲んでみたら、クセなどなくスイーツみたいに美味しくて。海外でのブームを実感し、改めて藻について調べてみると、ビタミンやミネラル、食物繊維などの成分を含んでいるため腸活に最適で、しかも低カロリーだとわかりました。藻を食べる習慣がある日本人は、自然と“藻活”をしていたんですね」

それ以来、意識して藻類を摂るようになったという。

「腸活というと発酵食品のイメージですが、“藻活”も立派な腸活。実は集中力を高めるために、藻の一種であるブルーグリーンアルジーのサプリは以前から飲んでいたのですが、藻類は普段の食事からも摂りやすいと再認識してからは、料理にも積極的に取り入れるようになりました。お味噌汁にとろろこんぶやわかめ、海苔を入れたり、わかめと海苔、アボカド、薄切りにした玉ねぎを和えて中華風の味付けにしたり。乾燥わかめを常備しておくと、日持ちもして、汁物にはそのまま入れるだけで食べられるので圧倒的に便利です。忙しい人は、千切りにして売られているキャベツに、味付けがしてあるお惣菜のひじきを混ぜるだけでも立派な一皿になりますよ」

日々、コツコツと腸活を続けながら、毎朝ジムに行ってランニングをしているという加治さん。

「朝起きた時に疲れが取れていたり、肌の調子がいいのは、ミネラル類が豊富な藻類のおかげでもあるかも。最近お米づくりに興味があって、稲を植えるところから参加しているんですが、外で作業を続けているとどうしても髪や肌は紫外線の影響を受けてしまいます。でも、普段から代謝や免疫機能の向上を意識した食生活や運動などをしていれば、日焼けなどもあまり怖がらずに、その時を楽しめます。藻活を含めた腸活は、私にとって人生を楽しむためでもあるんです。だからあまりストイックになりすぎないことも、腸活を続けるためのポイント。みなさんも人生を充実させるための手段として、藻活にトライしてみてください」

加治さんのリアル藻活ライフ

わかめ×アボカドサラダ

藻パウダー入りホットケーキ

ブルーグリーンアルジーサプリメント

藻の一種、ブルーグリーンアルジーのサプリはカプセルでも摂っていますが、熱を加えても成分が壊れないパウダーも常備して、料理にも活用。ホットケーキミックスにひとさじ加えて焼いたりも。乾燥わかめは、さっと水で戻して豆腐やアボカドと和えておかずに。

かじ・ひとみ モデル、タレントとして活動。10年以上続けている腸活が話題になり、腸活ブームの火付け役に。以降、美腸プランナーとしてもさまざまなメディアに登場。自律神経の名医・小林弘幸医師との共著『かぢ習慣』が大きな話題になる。

カーディガン¥14,300 パンツ¥19,250(共にemmi/エミ ニュウマン新宿店 TEL:03・6380・1018) キャミソール¥9,900(Sea Roomlynn TEL:03・6804・6844) 右手のリング¥11,000(アガット TEL:0800・500・5000) 左手のリング(太)¥38,500(リキッド) 左手のリング(細)¥7,800(ヨア)

浅野まみこさん 管理栄養士。総合病院や企業にて1万8000人以上の栄養相談を実施。コンビニや外食の実践型栄養アドバイスや講演会などを行う。著書に『コンビニ・ダイエット』(星海社新書)ほか。

※『anan』2024年7月31日号より。写真・天日恵美子(加治さん) スタイリスト・Toriyam悦代(One8tokyo/加治さん) ヘア&メイク・原野麻美(加治さん) 取材、文・若山あや

(by anan編集部)

元記事で読む
の記事をもっとみる