1. トップ
  2. ライフスタイル
  3. 【noteで話題】スムーズに生きるための「自分の取扱い説明書」の作り方と効果

【noteで話題】スムーズに生きるための「自分の取扱い説明書」の作り方と効果

  • 2024.7.25

自分自身が「何をしたいのか」「どう見えているのか」を知ることで変わる

Catherine Falls Commercial

自分の取扱い説明書とは?

元々は元陸上選手の爲末大さんが提唱してるもので、爲末さんいわく、自分の取扱い説明書をつくるということは、「自分を知り、言葉にする」ということだという。

まず、自分の取扱い説明をつくるには「何をしたいか」と「どう見えているか」の2つの視点を意識することが大事だという。

つまり、①自分の内心と②他人から見えている側面の両方から考えるようにして回答していく。

早速、ノートとペンやメモアプリを用意して下記の問いに答えてみて。

Maskot

あなたについて問う、24の質問

5つのジャンル、全24問の質問に答えていこう。

----------------------------------------------

「強み」

①息を吸うように「つい」やってしまうことは何か

②かけた労力に対して「意外に」他者から感謝されることは何か

③自己評価と他者評価で一番ずれているものは何か

④どうしても克服できない弱点は何か

「集団」

①大きな空間でどの位置に座りたがるか

②心地よい会食の人数は何人か

③楽しくなさそうにしている人が気になるか

④誰かと話をしている時、後ろや横の話は聞こえているか

⑤自分のボスの癖を三つ説明できるか

⑥カウンターに座るのと対面どちらが心地よいか

「コミュニケーション」

①自分の話の途中に割り込まれることは気になるか

②何かに没頭している時に話しかけられるとどの程度嫌か

③権力が上の人間と、下の人間と話をしている時自分の態度はどの程度変わるか

④子供と話すのは好きか

⑤相手に対し通じる単語に置き換えることは頻繁にやるか

「欲」

①誰にも言えない欲しくてしょうがないものは何か

②権力と影響力のどちらが欲しいか

③羨ましいと思う相手が持っているものは何か

④欲しいと思った時素直に言えるかそれとも言えないかまたは言い換えるか

⑤何かをあげてお礼を言われなかった時どの程度いらいらするか

「テリトリー」

①自分のものが勝手に使われた時に気になるかならないか

②浮気されたとき、恋人と浮気相手のどちらにより怒りを覚えるか

③たまにちゃんと生活できているか心配をする相手は何人ぐらいいるか

④家に友人を招いたとき、友人が勝手に別の友人を連れてくることは許容できるかできないか

----------------------------------------------

どうだろう? 中には悩んでしまった問いもあったかもしれない。

この取扱い説明書の回答は変化し続けるという。そのため、定期的に質問に答えていって常に最新版を作っていくことが重要。

bojanstory

エディターが「自分の取扱い説明書」を実践!

エディターYUMIも24の質問にアンサー。その中からいくつかの回答をシェア。回答から分析した結果とは?

----------------------------------------------

「集団」

①大きな空間でどの位置に座りたがるか

→端から5番目くらい。

②心地よい会食の人数は何人か

→ 5人くらい。会に参加している皆の声が届くくらい。

③楽しくなさそうにしている人が気になるか

→すごく気になる。少し会話を振ってそれでも楽しくなさそうだったらそっとしておく。

④誰かと話しをしている時、後ろや横の話は聞こえているか

→かなり聞こえる。少々気を取られてしまうこともあるくらい。

----------------------------------------------

上記の回答や他設問に対する回答から自分自身で、自己分析を行ってみる。

その結果、以下のような自己分析がわかってきた。

・大人数でのコミュニケーションが苦手で少人数でのコミュニケーションが好き

・マルチタスクではなくて一個一個、集中して取り組みたいタイプ 

分析してみると「確かに」と自分自身でも思うところが。もっと分析していくと見えてくる自分の性格があるだろう。

hxyume

自分の取扱い説明書をつくってわかった3つのこと

自分の取扱い説明書をつくってみて、わかった3つのことを紹介。

①自分のことを言語化できるようになった

今まで友人に好みにや性格について質問されたとき「なんとなくこうかな?」と思う回答をしていたけど、実際に文字化することで自分の思考や行動の傾向が分析されてわかってきた

②失敗しても必要以上に落ち込まなくなった

自分の得意なことや苦手なことが見えてくるから、得意なことに対して自信が持ててモチベーションが湧いてくるし、苦手なことができなかった時に必要以上に落ち込まない。冷静に自分のことを見れるようになったのも驚き。

③自分のことを愛せるようになった

分析をすることで改善点や矛盾点が出てきた。でもそれもなんだか人間らしくておもしろい。

今の自分を受け入れることで、改善したいことが見つかっていくから、フラットに今の自分自身の物差しだと思って結果を見て欲しい。セルフラブの効果もあるみたい。

もちろん、自分の中だけでひっそり答えるだけでもいいけど、家族や友達と回答をシェアして似ているところや全く違うところを楽しむのもいいかも。色々な価値観を理解するきっかけにもなると思う。ぜひ、今の自分の思考や行動について考える機会をつくってみて。

爲末大

伺ったのは……

爲末大(ためすえ・だい)さんDeportare Partners代表。1978年広島県生まれ。スプリント種目の世界大会で日本人として初のメダル獲得者。男子400メートルハードルの日本記録保持者(2024年7月現在)。現在はスポーツ事業を行うほか、アスリートとしての学びをまとめた近著『熟達論―人はいつまでも学び、成長できる』(新潮社)を通じて、人間の熟達について探求する。その他、主な著作は『Winning Alone』(プレジデント社)『諦める力~勝てないのは努力が足りないからじゃない』(プレジデント社)など。

元記事で読む
の記事をもっとみる