小学生の熱中症対策に！ ランドセル会社の「冷感グッズ」が好評

炎天下の通学の暑さ対策として重宝しそうな冷感グッズが、ランドセルメーカー「セイバン」（本社：兵庫県たつの市）より発売され、好評だという。

連日の猛暑のなか、たっぷりのお茶が入った水筒や教科書、ノートパソコンなどを持ち運ぶ子どもたち。家に帰った時の真っ赤な顔とびっしょりと濡れたＴシャツ、したたる汗を見て、汗蒸れや熱中症が心配になる親も多いだろう。

同社によると、２０２３年のランドセル用冷感グッズの購入ピークは７月で、２０２２年の約１７%増しだったという。また、２０２４年１月～６月の冷感グッズ累計販売数は、昨年と比べ約１.２倍と増加の一途を辿っており、需要は高まる一方のようだ。

２０２３年７月には、「セイバン」本社があるたつの市市長に「毎日とても暑いです。ランドセルがすごく重くフラフラします」という小学生の声が届き、同じ地元企業であることから市長が同社へ相談。ランドセルに装着する保冷パッドを、市内の全小学生約３８００人に配布したというエピソードもあるほどだ。

そんな同社が、世の小学生のために発売している冷感グッズは全３種。一番人気だという「背あてパッド」（１９８０円・全４色）は、背中に当たる部分に、吸放湿と接触冷感性を併せ持つスポーツ素材を使用。ひんやりとした肌触りで、背中の蒸れを軽減するという。

利用者の声を覗いてみると「背中にべったりとかいた汗も吸い取ってくれて快適。洗い替えに２枚購入して正解だった」「ランドセルの背中の部分が汗だくになり何度も不快な思いをしたので、子どもには購入しようと考えていた」「汗染み防止がメインで購入」など、汗による不快感を軽減してあげたい親の意見が目立つ。

また、背中部分に専用の保冷剤が使用できる「ひんやり背あてパッド（軽量保冷剤付き）」（３１９０円・全３色）は、「酷暑で通学が心配なので迷わず購入」「子どもがすごく冷たくて気持ちいいと喜んでいた」という感想のほかにも、「こんな商品があるなんてと目からウロコでした」とその機能性に驚く声も投稿されている。

さらに、「クールパッド」（１万２千円・全２色）という、ファンで取り込んだ外気を背中へ送風するという優れものもスタンバイ。親御さんが仕事で空調服を使用していることから、興味を持たれるケースも多いのだとか。各アイテムの詳細は公式サイトにて。なお、ランドセルの種類によっては、使用できないものもあるので購入前に確認を。