自然乾燥は絶対にダメ！ヘアメイク直伝の正しい髪の乾かし方のコツ

シャンプー後、タオルで拭いたらあとは自然乾燥……なんて人はいませんか? 乾かし方は“調子いい髪”に整える上で最重要プロセス。FUDGE本誌で活躍中のヘア&メイクアップアーティスト・長澤葵さんに、この時期のヘアケアTIPSを教えてもらいました。早速今夜から、試してみて。

きちんとまとまる乾かし方

1.洗髪後はできるだけ早く髪を絞ってから、タオルで水気を取る。「頭皮から、こすらず吸い取るように。髪から水が落ちて来なくなるくらいまでしっかりタオルドライします」。

 

2.オイルまたは髪用美容液を適量手に取り、手の平と指に広げる。多すぎると髪が重たくなるのでつけすぎないこと。

 

3.中間から毛先にかけて、オイルや美容液をなじませる。「トップにつけるとペタッとしてしまうので、必ずここから。毛先にいくにつれよりダメージがあるので、多めにつけて」。

 

4.内側も大事! 手櫛を通しながらきちんとなじませる。最後、手に余った少量のオイルをトップや前髪に塗布する。

 

5.前髪がある人は、最初に乾かして“パカっと割れ” を防いで。「上から風を当てながら、割れさせたくない部分の根元をつぶして、手指でやさしく散らすように」。

 

6.髪全体を頭皮から乾かしていく。「毛量が多かったり長い人、実は内側がちゃんと乾かせていないことも。水気が残っていると髪が空気を取り込んで、中から膨張してきます。表面の髪を留めるなどして、ドライヤーで完全に乾かしましょう」。

 

7.だいたい乾いてきたら冷風に切り替えて仕上げドライ。「アイロンをかけるように、髪を少しずつ伸ばしながら乾かします」。

 

8.完全に乾いたらやさしくブラッシングし、髪の表面を整えて。

 

N.

“顔と同じようにヘアやボディもケアをしよう” をコンセプトとする「スキニケーション」発想のアウトバスオイル。発酵セラミド、油溶化ケラチン、シコンエキスなど6つの美髪成分が内部まで浸透。髪質やダメージレベルを問わず、まとまる髪に。サロン専売品。

 

OLAPLEX

ダメージや湿気から髪を保護するミストスプレー。タオルドライ後の濡れた髪に塗布してなじませれば、うねりや広がり、チリつきを抑えて滑らかな状態に。毛髪強化成分も配合しているので、立ち上がりはしっかりというのも頼もしい! サロン専売品。

 

john masters organics

コールドプレス製法で抽出した100％オーガニックのピュアなアルガンオイル。乾燥によるパサパサ毛先や梅雨の大敵・浮き毛をしっとりさせてくれるだけじゃなく、頭皮クレンジングや肌の保湿と、あらゆる場面で活躍してくれる。

 

Amatora QUO

まとまりは欲しいけれど、どっしり重たくなるのはイヤ。そんな人にぴったりなのがアルガンオイルとオリーブスクワラン、アマニ油などを絶妙ブレンドした全身用オイル。1本1本をコーティングしたようなサラサラヘアが手に入る。サロン専売品。

 

Officine Universelle Buly

アブラナ科の植物であるブロッコリーのオイルには、髪に輝きを与えて質感を整える働きが。特にくせ毛やカールをツヤっと仕上げたい人にぴったり。シャンプー前の髪全体に30分～1時間ほどなじませておくスペシャルケアもオススメ。

 

ヘア&メイクアップアーティスト

長澤 葵さん

大阪生まれのアメリカ＆カナダ育ち。サロンワークを経てメイクアップアーティスト・石川智恵さんに師事。2011年に独立し、ファッションやビューティ、広告などで幅広く活動。オーガニックにも精通し現在はアロマセラピーを勉強中。自身もくせ毛に悩まされ、ヘアケアには特に関心が高い。

 

photograph_Morito Miho <LOVABLE>
styling_Akashi Emiko
hair & make-up_Nagasawa Aoi
model_Ann Angel
edit & text_Yoshida Kei
design_Honda Yasuki <LETTER DESIGN>

 

FUDGE vol.251 2024年6月号より