【MLB】「いい流れを継続したい」大谷翔平、チームの勢い実感　「いいスイングだった」と2本の適時打にも納得

ドジャースの大谷翔平投手は23日（日本時間24日）、本拠地ドジャースタジアムでのジャイアンツ戦に「1番DH」で先発出場。第3、第5打席で適時打を放ち、チームの勝利（5－2）に貢献した。この日は5打数2安打3打点で、打率は.314となった。

■5連勝で今季最多タイの貯金20

大谷はこの日、第3打席で右翼への2点適時二塁打をマークしたほか、第5打席でも中前へ適時打を放った。1試合3打点は今季最多タイ。これで73打点となり、ナ・リーグ2位に浮上。トップを走る30本塁打、1厘差で2位につける打率と合わせて打撃3冠に再接近した。
チームは後半戦に入り5連勝。多くの負傷者がいる中で貯金を今季最多タイの20とし、首位固めに成功している。
試合を中継した『NHK』のインタビューに応じた大谷は、最近のチーム状態について聞かれると「流れがいいと思うので、この流れを継続できればと思っていました。いいスタートだったなと思います」と返答し、納得の表情を浮かべた。
4回の適時打については「結構難しいボールだったんですけど、何とかフェアゾーンに落ちてくれたので、いいスイングだったなと思います」とした。続けて、8回の適時打についても「いい形で打線がつながっていたので、何とか自分もいい流れのまま得点したいと思っていたので、いい打席だったと思います」と振り返った。

■ジョジョ作曲家も「光栄です」

チームの貯金が20となったことについては「いい時もあれば悪い時もありますが、悪い時にその流れを切れたり、いい流れを長期間継続できるチームだと思います。今はいい流れですし、ずっと継続していきたいです。明日も明後日もあるので、1試合1試合が大事だと思っています。後半戦はどういう試合をするかも大事だと思うので、いいゲームができればと思います」と話した。
この日は「ウーマンズ・ナイト」として開催され、選手の登場曲はそれぞれのパートナーが選曲。大谷に関しては、真美子夫人がアニメ「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズで使用される「il vento d'oro」をチョイス。同曲は主人公が敵を倒す際に流れ、“勝利確定曲”としても人気を集めている。まさに勝利を引き寄せる大谷にふさわしい選曲だった。
また、同曲を作曲した菅野祐悟氏は自身のX（旧ツイッター）を更新し、「大谷選手が入場曲でジョジョの曲を使用してくださったようです。光栄です！ 2塁打おめでとう御座います！」とつづった。