フランス差別騒動のエンソ、チェルシーにも謝罪と主将が明かす 「彼と話したが…」

Text by 井上大輔(編集部)

アルゼンチン代表エンソ・フェルナンデスのフランスに対する差別的言動が大きな問題に発展している。

エンソはコパ・アメリカで優勝した後「やつらはフランスでプレーしているが、全員アンゴラ出身だ。やつらはトランスジェンダーと寝るのが好き。母親はナイジェリア人、父親はカメルーン人だが、パスポートにはこう書いてある、フランス人」などと歌っていたのだ。

フランスサッカー連盟はこの行為を強く非難しており、その後、エンソは謝罪した。ただ、チェルシーにはフランス系の選手が所属しており、アクセル・ディザジ、マロ・ギュスト、ウェスレイ・フォファナはエンソのInstagramをアンフォロー。フォファナは「2024年のサッカー界、野放しの人種差別」というキャプションを添えた投稿もしていた。

そうしたなか、エンソはチェルシーの選手たちにも謝罪したようだ。

ベン・ジャコブス氏によれば、チェルシーのキャプテンであるリース・ジェームズが「本当に難しい状況だ。エンソは自分が間違っていたことを認め、クラブとチームに謝罪した。自分はエンソと関係者全員と話したが、その会話は内部に留めておかなければならない」と話していたそう。

チェルシーはエンツォ・マレスカ新監督のもとで新たなスタートを切るが、これで解決となるのだろうか。