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【苦情】子どもの声は“騒音”なのか? 「金切り声、奇声が迷惑」「大目に見れないもの?」SNSまたもや“大激論”に発展

  • 2024.7.24

“子どもの声は騒音か”問題…またもや議論激突

自宅で水遊びをさせていたら警察が来た!?
自宅で水遊びをさせていたら警察が来た!?

『子どもの声は騒音か?』SNSでたびたび議論となり、解決の糸口が見いだせないこの問題……。7月23日(火)、X(旧ツイッター)のある投稿をきっかけとした議論が交わされていました。一時は「子どもの声」「金切り声」がトレンド入りする事態にまで発展するほどに…一体どんな内容なのでしょうか。

発端となった投稿はというと、「家の前(敷地内)で子どもたちのためにプールを出していた」という投稿主さん。なんと、警察が自宅に訪れ、「ご近所から、子どもの遊ぶ声がうるさいと苦情が110番で寄せられています」と伝えられたそうです。さらに、「子どもの声を騒音だと感じる人がいるのは理解してはいるものの、子育てをしにくい世の中だな」と、悩みを吐露していました。

その投稿に対し、意見は二極化しました。

「私が子供の頃は自宅庭にビニールプール出して子供が遊んでる光景は夏の日常でした。数時間の水遊びに苦情が来ることに驚きを隠せません」「子どもの声がうるさいって言ってる人達は子どもだった時がない人なのか」「苦情言う方が異常です。子供なんてうるさいもの」「たかだかに2、3時間のプール遊び、大目に見れないものですかね」など、子どもの声は大きいもの。周囲の大人が温かく見守り、子育てしやすい世の中にしていきたいという意見。

一方で、「実際、子供の声はうるさいなと思います。金切り声は頭が痛くなる」「子どもの甲高い大声や奇声は住宅街では建物やアスファルトで反響し合って想像以上に響いてうるさいです」「リモートワークで自宅で仕事してる人もいるので、奇声を長時間発してる子供はちょっと抑えてくれと思う」といったコメントも。あくまで大きな子どもの声が嫌なのではなく、子どもたちが興奮した時に出す「キーキー声」「甲高い声」「奇声」「金切り声」と表現されるものはれっきとした騒音であり、程度の問題なのだという意見も非常に多く寄せられていました。

「どちらが一方が悪い」ではなく、妥協点を

この問題に終止符を打とうと、「どちらか一方が悪い」とするのは強引なのかもしれません。

2024年4月下旬に、「ドイツは子どもの声は騒音ではないとする法律もあるそうです」小泉進次郎氏の発言に同調する形で、岸田総理自身も「これこそ次元の異なる政策であると考えて、これからも政策を進めていきたい」と、政府が法律で定めることを検討しているという報道がありました。

それに対しても、SNSでは「よくぞ言ってくれた!」と歓迎する声がある一方、「ドイツは子育てに寛容だからこそ、その法律が成り立っている」「騒音感じるのは人それぞれで法律にするのはまちがっている」など、SNSの声はさまざまです。

「大きな声を出す子どもたちに対し、すぐ注意をしている」という投稿主さん。「どこかに連れて行きたいけどご自身が病気療養中のため、感染症も怖い、家の中ばかりだとテレビやゲームなどのスクリーン漬けになってしまう……」そんな事情もあったとのこと。今回、お子さんがどのような「声」を出していてのかは定かではありません。人によっては騒音だと感じないレベルの声だったのかもしれません。

「昭和の時代は子どもの声は当たり前だった」「寛容さが消えた」そんな意見も見られますが、今は令和……。子育てを取り巻く環境も大きく変化しているのも事実でしょう。

「親は周囲に迷惑掛けないように子どもには声掛けをしよう。時間調整したり、そもそもお風呂で窓閉めて水遊びさせたりすることもできる」「少しずつ譲り合いは出来ないもの?」「騒音なのかどうかが問題ではなく、住宅の防音面など、子どもが思いっきり騒げる住環境を整えることやそのための支援が必要なのでは?」と提案する声もあります。お互いが妥協点を模索する姿勢がなければ、いつまでたってもこの問題は平行線なのかもしれません。

(LASISA編集部)

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