【イラスト解説】北海道の暑さはどうなる？　24日からの週間天気予報／気象予報士執筆

北海道のあす24日(水)の天気と、週間予報を、HBCウェザーセンターの児玉晃（こだま・あきら）気象予報士がお伝えします。
児玉気象予報士が描いた、独特なイラストとともに…。

きょう23日（火）は道内3日連続猛暑日も…あすは？

背景は23日（火）午後5時ごろの札幌情報カメラ

札幌は昨夜から今朝にかけて気温が25度を下回らず、今年初めて熱帯夜になりました。日中も気温が上がりました。

最高気温、最も高くなったオホーツクの美幌町は36.2度。道内の今年の最高気温を更新しました。
北見は史上初めて3日連続35度以上の猛暑日に。
札幌は31.4度で、4日連続30度以上の真夏日になりました。
赤枠、今年一番の暑さになった根室の32.6度は、7月の統計史上2番目の暑さでした。

24日（水）の暑さランク

児玉気象予報士とHBC堀啓知アナウンサー

みなさん、夏バテしてませんか？なぜこんなに暑いのかというと、日曜日頃から上空に今年一番強い暖気が流れ込んでいて、さらにきょうは湿度も高くて、体にこたえる暑さになりました。

こちらはあす24日（水）の暑さランクです。

暑さのピークはきょうまでですが、あすも帯広は厳重警戒。激しい運動は避けましょう。札幌や旭川などその他も広く警戒、ムシムシした空気が続くため、無理せず過ごしましょう。

ムシムシの原因は雨です。

今後の予想としては、雨の範囲が広がり、強まります。1時間に50ミリ以上、濃い赤で示された活発な雨雲が道北にかかり、あす夕方までの24時間に上川・留萌地方の多いところで150ミリの大雨のおそれがあります。土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水、氾濫に警戒してください。

## あす24日（水）の天気と気温

背景は23日（火）午後5時ごろの旭川情報カメラ

旭川の小中学校ではあすから夏休みですが、あすは大雨のおそれがあります。川には近づかないでください。

では、あす24日（水）の全道の天気と気温です。

雨で、午前を中心に雨脚が強まります。日中の暑さはおさまり、札幌は26度ですが、最低気温は広く22度前後で今夜も寝苦しさが続きます。

背景は23日（火）午後5時ごろの根室情報カメラ。根室ではあすも30度近くまで気温が上がるため、熱中症に気を付けてください

あすの時間ごとの天気。道央・道南からです。
昼頃にかけて雷雨に注意してください。札幌も午前9時前後は雨脚が強まりそうです。朝からあまり気温は上がらず、午後は北風が強まるでしょう。

背景は23日（火）午後5時ごろの根室情報カメラ

道北・空知です。
明け方まで滝のような非常に激しい雨の降り方に警戒してください。今夜は雨で窓を閉める家が多いと思いますが、寝苦しさが増します。寝る前にコップ一杯の水を飲みましょう。

背景は23日（火）午後5時ごろの根室情報カメラ

道東・オホーツク海側です。
太平洋側の海岸部は雨が降りやすく、オホーツク海側も午前を中心に雨です。オホーツク海側の日中の暑さはおさまり、きょうより10度くらい低くなります。

あす24日（水）からの週間天気予報

背景は23日（火）午後5時ごろの室蘭情報カメラ

週間予報。日本海側とオホーツク海側からです。
木曜は曇り空ですが、天気の大きな崩れはないでしょう。週末は広く晴れ間が出る見込みです。極端な暑さはなく、寝苦しさも和らぎそうです。

背景は23日（火）午後5時ごろの室蘭情報カメラ

児玉)つづいて、太平洋側です。
木曜の夜から金曜の早朝は道南など一部で雨が降るでしょう。週末は割合穏やかです。
気温は高めですが、真夏日の地点は少ないでしょう。

背景は23日（火）午後5時ごろの札幌情報カメラ

では、あすの札幌です！
朝昼晩の天気をもんすけでお伝えします！

雨で、午後は風も強まりそうですね。傘が差しにくくなることもありそうです。
気温は朝から上がらず、夜の方が涼しくなります。ビアガーデンなど長く外にいる方は、上着を持っておくと安心です。

※23日（火）午後5時時点の情報です。最新の気象情報は、HBCウェザーセンターのホームページなどでご確認ください。HBCは気象庁の認可を2001年に得て以来、民間気象会社の一つとして「HBCの独自予報」を発信しています。

文・イラスト： HBCウェザーセンター 気象予報士 児玉晃
HBCテレビ「今日ドキッ！」の番組内でも独特（？）なイラストを使って天気をお伝えしています。
HBCウェザーセンターのインスタグラムも開設！予報士のゆる～い日常も見られますよ。

連載「気象予報士コラム・お天気を味方に」
天気予報のほか、天気に合わせた服装の選び方のヒントなど、HBCウェザーセンターの気象予報士が暮らしに役立つ記事をお届けしています。

編集：Sitakke編集部IKU