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【MLB】ジャッジの三冠王に新たなライバル急浮上 24歳ウィットJr.が驚愕の“4試合連続猛打賞”で「打率.341」

  • 2024.7.24
ロイヤルズのボビー・ウィットJr.(C)ロイター/USA TODAY Sports
SPREAD : ロイヤルズのボビー・ウィットJr.(C)ロイター/USA TODAY Sports

ロイヤルズボビー・ウィットJr.内野手が22日(日本時間23日)、本拠地カウフマン・スタジアムでのダイヤモンドバックス戦に「2番遊撃」でスタメン出場。本塁打含む4打数3安打3打点で、4試合連続猛打賞を記録。打率が.341まで跳ね上がり、トップのスティーブン・クワン外野手(ガーディアンズ)に2厘差と迫った。
現在ア・リーグの本塁打と打点部門で独走する、アーロン・ジャッジ外野手(ヤンキース)の三冠王阻止に新たなライバルが急浮上だ。

■トップのクワンまで2厘差、ジャッジは4位の.310

今季メジャー3年目を迎えるウィットJr.は、2019年のドラフト1巡目全体2位でロイヤルズに入団した24歳。22年にメジャー昇格を果たすと、いきなり20本塁打30盗塁を記録して遊撃手のレギュラーに定着。2年目の昨季も30本塁打49盗塁をマークし、華やかな守備とメジャーナンバーワンの俊足で瞬く間にスター選手の仲間入りを果たした。
今季も前半戦で打率.323、16本塁打、63打点、22盗塁、OPS.927と抜群の好成績。後半戦に入ると打撃がさらに冴えわたり、19日(同20日)の試合からは4試合連続3安打を記録するなど月間打率.508と絶好調。ア・リーグ打率部門で独走していたクワンまで2厘差と迫る「.341」まで、一気に数字を伸ばしてきた。ジャッジは同部門4位の.310で、三冠王獲得のためにはもっとも高いハードルになると見られている。
MLB公式のデータサイト『Baseball Savant』によると、ウィットJr.の平均打球速度92.8マイル(約149.3キロ)はメジャー全体で上位6%に位置する。95マイル(約152.8キロ)以上の打球割合を示す「ハードヒット率」50.2%は上位7%に。本塁打を量産するタイプではないが、三振が少なく、フィールドの広角に鋭い打球を打ち分ける。今季はとりわけセンター方向への打球が増加し、好結果を呼びこんでいるようだ。
ジャッジと本塁打王を争うガナー・ヘンダーソン内野手(オリオールズ)と同じ遊撃手のウィットJr.は、今後も要注目の若手のひとり。躍進する24歳のパフォーマンスから目が離せない。

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