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『ツイスターズ』、グレン・パウエルとデイジー・エドガー=ジョーンズのキスシーンがカットされた理由

  • 2024.7.23
Charlize Theron's Africa Outreach Project (CTAOP) Block Party

8月1日より日本公開される映画『ツイスターズ』から、グレン・パウエルデイジー・エドガー=ジョーンズのキスシーンはカットされてしまったそうだ。アメリカで劇場公開される前、SNS上で2人が情熱的なキスを交わす場面を撮影している映像が拡散されたが、本編には2人のキスシーンが登場しないことが話題になっている。その陰には、1996年のオリジナル映画でメガホンを取ったスティーヴン・スピルバーグの考えがあったようだ。

『ミナリ』(2020)でオスカー候補となったリー・アイザック・チョンが監督を務めた『ツイスターズ』は、ヘレン・ハントやベン・バクスターらが出演した『ツイスター』の続編。竜巻にトラウマを持つ天才気象学者ケイトが、竜巻チェイサーのタイラーや竜巻リサーチ会社のメンバーたちとチームを組んで、故郷オクラホマで荒れ狂う巨大竜巻を破壊すべく、無謀な計画に挑戦する。主演のグレンとデイジーのほか、アンソニー・ラモスやブライドン・ペレア、キーナン・シプカ、デイビッド・コレンスウェットらが出演し、スピルバーグが製作総指揮を務める。

『ツイスターズ』は8月1日公開。
Twisters『ツイスターズ』は8月1日公開。

キスシーンがカットされたことについてデイジーは、「スピルバーグのアイデアだったよね」と『コライダー』のインタビューで語る。「実際、陳腐になるのを避けられたと思う。物語の先があると思わせる、すばらしいエンディングになったんじゃないかな。これは、彼らのストーリーの終わりじゃない。2人は情熱を共有することで、つながっているんです」

グレンも続ける。「それに、この映画は2人が愛を見つける話じゃないと思う。ケイトを、彼女が愛するもの、つまり嵐を追うことに立ち戻らせる話です。だからラストはこうなった。2人は嵐を追うことを共有している。彼女の情熱が復活し、彼女の故郷への想いも戻ってくるんです」と説明。「この映画のラストとして、2人のキスを描くのは正しくない気がする。スピルバーグのアイデアは良かった。彼が今も映画界で活躍している理由だよね。すごいよ」と称賛した。

アメリカで7月19日に公開された『ツイスターズ』は、早くも国内興行収入8,050万ドルを記録市、すでに全世界で1億2320万ドルの興行収入を上げている。

Text: Tae Terai

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