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冬の洗濯悩み「部屋干し臭&乾きづらい」はなぜ起こる?乾燥している冬の方が乾かない理由とは

  • 2024.7.23

気温の低い冬は、洗濯物を外に干してもなかなか乾きづらい季節。でも、部屋干しは「部屋干し臭」が心配。実は冬の部屋干しは、気温が高い夏の部屋干しとは違う注意ポイントが!今回は、プロに冬の部屋干し対策を教えてもらいました。

そもそも冬は湿度は低いのに、なぜ乾きにくい?

冬は空気が乾燥し、湿度が低いので、洗濯物だって早く乾きそうですよね。ですが、実際には湿度が高い夏よりも、冬は乾くまでの時間が長い…。なぜでしょう?実は、乾燥するスピードは、「温度」「湿度」「風」の3つの条件によって変わります。温度は高いほど、湿度は低いほど、風は強いほど乾きやすくなります。冬は湿度がそもそも低く、室内は風の影響も少ない。そのため、部屋の「温度」が洗濯物の乾き具合を左右するポイントです。冬の暖房なしの部屋は、温度が低く、繊維中の水分が水蒸気になりにくく、空気中に放湿されにくくなるので、その結果、洗濯物の乾きが遅くなるのです。

【冬の部屋干しテク1】部屋干しで早く乾かす方法3つ

1.家電を上手く活用!
エアコンなどの暖房器具で室温を上げたり、エアコンや扇風機、衣類乾燥除湿機などで衣類に風を送ると、乾燥時間を短縮できます。

2.バスタオルは「ずらし干し」で早く乾燥!
バスタオルを基本形(真っ二つに折った干し方)とずらし干し(前後をずらした干し方)の2つの干し方で比較すると(東京における1月の昼間の気温・相対湿度の平年値に近い状態で実験)、基本形は410分だった一方で、ずらし干しは375分と、35分の違いがありました。
※実験条件:縦型洗濯機の標準コースで洗濯したバスタオルを、10℃50%の恒温恒湿室で乾燥させ、乾燥するまでの時間を測定。バスタオル:250g/枚、縦110cm×横60cm。

3.角ハンガーは「アーチ干し」で速乾!
「アーチ干し」とは?
①外側に長い衣類、内側に向かって短い衣類を干す
②乾きにくい素材(綿など)を外側に、乾きやすい素材(化繊など)を内側に干す
③厚手の衣類を外側に、薄手の衣類を内側に干す
湿度・温度などの条件によっても乾燥速度は変わりますが、長短干しに比べて約30分程度早く乾きます。

【冬の部屋干しテク2】生乾き臭対策は、これでOK!

【アンケート結果】部屋干しのお悩みでは、「乾きにくい」よりも「生乾き臭」がトップ


※Twitterアンケート調査、2020年1月、ライオン㈱調べ

「生乾き臭」や「戻り生乾き臭」は、お洗濯で洗濯の時に落としきれなかったわずかな「汚れ」が化学的に変化したり、「菌」による作用を受けたりするのが原因です。乾きづらい冬の季節は、干す時間が長く、「菌」が増殖しやすくなりますので対策が必要!

部屋干し臭対策のポイントは、消臭・抗菌・除菌!

生乾き臭の原因となる菌を増殖させないことが重要。

ポイント1.抗菌効果のある「洗剤」で洗う
部屋干し臭を防ぐには、洗濯物に付着した菌の増殖(抗菌)を抑制する洗剤で洗うなど菌を意識した洗剤選びが重要。「NANOX one ニオイ専用」は、嫌なニオイの発生を抑える“新消臭成分(※1)”を採用。部屋干しでのニオイ菌を抑えます。

▲部屋干し洗剤を超えた消臭力「NANOX one ニオイ専用」

 

ポイント2.除菌・抗菌(※2)効果がある「酸素系漂白剤」を使う
漂白はもちろん、99%(※2)除菌・抗菌効果のある酸素系漂白剤「ブライトSTRONG 漂白&抗菌ジェル」を使い、部屋干し臭や生乾き臭もスッキリ!

▲衣類の菌もしっかり除去「ブライトSTRONG漂白&抗菌ジェル」

ポイント3.抗菌(※2)効果・消臭効果のある「柔軟剤」を使う
ニオイを生まない衣類に変える(※3)柔軟剤「ソフラン プレミアム消臭」で生乾き対策を。洗濯物が多いご家庭や、抗菌効果をさらに高めたい場合は、「ソフラン プレミアム消臭 特濃 抗菌プラス」がおすすめ。

▲超!密着部屋干しでも、生乾き臭0へ。「ソフラン プレミアム消臭 特濃 抗菌プラス」

【冬の部屋干しテク3】カビの原因に…窓や壁の結露対策も重要

暖房をかけた部屋で部屋干しすると、部屋干しをしていないそのほかの部屋にも湿度の高い空気が流れるため、ほかの部屋も結露が発生しやすくなります。そして、流れていった湿った空気が結露の原因に。結露を放置すると、サッシや壁、家具などにカビが発生しやすくなるので対策を!

冬の部屋干しでの結露対策

ポイント1.こまめに換気をする
強制排気管(家の外に排気ガスを放出する装置)のない石油ストーブ、ガスストーブ、石油ファンヒーターなど開放型の燃焼式暖房機を使用した場合は、定期的に窓をあけ、換気しましょう。暖房をかけていない部屋も、忘れずに換気しましょう。
エアコンなどの暖房機を使用した場合は、24時間換気システムがあるかないかで対応が異なります。換気システムがある場合は窓を開ける必要はありません。一方、換気システムがない場合は、部屋の扉を開放し、住宅内の空気を動きやすくしましょう。動きやすくなった空気は洗面所などの換気扇から積極的に排気しましょう。

ポイント2.吸気口を全開にし、掃除をしておく
吸気口とは、天井や壁に設置されている、空気の取り込み口。ここが詰まったり、ふさがったりしていると、部屋の空気の流れが滞ってしまいますので、吸気口を全開にし、掃除をしておきましょう。

ポイント3.結露対策グッズを活用する
窓に貼る断熱シートや、水滴を拭き取るのに便利なスクイージーなど結露対策グッズを上手に活用して、結露を防ぎましょう。

【冬の部屋干しテク4】冬の部屋干しに最適な場所は?

「夜洗濯」なら、暖房している部屋
「夜洗濯」の場合は、リビングなど暖房をかけている部屋に干すのが正解。室温が高い部屋に干すことで、乾燥スピードが上がるので、部屋干し臭の発生も抑制できます。「アーチ干し」など効率的に乾かせる干し方も実践しましょう。

「日中の部屋干し」なら、日の当たる部屋
日中、外出している間に部屋干しをする時には、いちばん日の当たる部屋を選びましょう。リビング、寝室など、家の間取りによっても最適な部屋は変わります。日差しがたっぷり入る部屋のほうが室温が上がりやすく、洗濯物も早く乾きます。

【番外編】浴室乾燥機を使う場合の対策

浴室乾燥機能を使う前に、カビ対策を
「浴室乾燥機」ならリビングが洗濯物で占領されることもありませんし、部屋干しよりも早く乾くので、菌の増殖が抑えられ、部屋干し臭なども抑制できます。しかし浴室はキレイに見えても、目には見えない原因菌が潜んでいます。カビのない清潔な空間で衣類を乾燥させるために、浴室用の「防カビくん煙剤」を使用し、浴室全体のカビの発生を防ぐのがおすすめ。

教えてくれたのは…

ライオン株式会社 お洗濯マイスター 大貫 和泉(おおぬき いずみ)
(消費生活アドバイザー、繊維製品品質管理士 健康予防管理専門士)
洗濯用洗剤などの製品開発・調査に約20年携わる。母親としての経験と研究活動を融合し、日々のお洗濯に役立つ情報をわかりやすくお伝え。

※1ニオイ専用・PROに搭載
※2すべての菌を除菌・抗菌するわけではありません。
※3ライオン社従来技術比較
情報提供:
NANOX one ニオイ専用
ソフラン プレミアム消臭
ソフラン プレミアム消臭 特濃 抗菌プラス
ブライトSTRONG 漂白&抗菌ジェル
ルックプラス おふろの防カビくん煙剤

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