隣人宅の工事で【道路を塞ぐハプニング】が！通れない車が立往生するも『隣人は知らん顔』で！？

天気の急変で雹（ひょう）が降る……以前はあまりお目にかからない現象でしたが、近年では日本全国でゲリラ雷雨などが起こるようになりました。これは筆者の住む地域で、驚くほど大きな雹が降ったときのお話です。

だらしない隣人

私の家の隣人は、家の周辺の手入れを何もしない人でした。
庭や車庫の草はボウボウ、植えてある木も伸び放題。
子どもの遊んだおもちゃが、家の前の道路に放置されていたこともあるほどです。

せっかく新しく建てた家なのに、何の手入れもせずただ住んでいるだけという状態に、私の夫は「もったいないなぁ」とよく言っていました。

外壁塗装

ある年の7月、隣人はたいぶ汚れていた外壁の塗装を行っていました。
近隣の家に工事の挨拶もなく、相変わらず非常識な人だと思っていたのですが、工事が始まって3日ほど経った頃、事件が起きたのです。

その日は夕方から天気が急変した日でした。
空が真っ暗になり、冷たく強い風が吹いてきたかと思うと、いきなり直径5センチほどの雹が降ってきたのです！
私も慌ててシャッターを閉めていると、外からガッシャーン！ とものすごい音が！
外を見ると、隣家の工事で使用していた足場が倒壊して、家の前の道路を完全に塞いでいたのです。

知らん顔？

道路を完全に足場が塞いでいて、車も通れずに立ち往生していたので、すぐにインターホンを鳴らしたのですが、応答がありません。
駐車場には車が停まっているし、中に人がいる気配はあるのに、出て来ないのです。

雹が収まった頃、近隣の人も出てきたのですが、当の隣人は全く出て来ません。
仕方がないので警察に連絡すると「何件も同じ通報を頂いているんですけど、家の方はいらっしゃらないんですか？」と言われたので、何度インターホンを鳴らしても出てこないことを告げました。

警察

しばらくするとパトカーがやって来ました。
パトカーの音に反応したのか、警察官がインターホンを鳴らすと、ようやく隣人の奥さんの姿が。

警察官は「業者さんに連絡取れない？」と言っていたのですが、奥さんは状況を理解していないのか、かなりのんびりした様子。
しびれを切らした近隣の人に「車が通れないから、早く片付けてもらって！」と怒鳴られて、ようやく電話をかけていました。

その後

隣の奥さんは外の状況を見ても謝りもせず、駆け付けた業者の人たちが慌てて片づけているのをただ見ていただけでした。
よく見ると、足場は我が家と反対側の家の塀も壊していて、雨どいも真っ二つに折れていました。

自分の家のことなのに、まったく何もしない非常識さに、周囲の人たちは皆驚いていました。
その後、隣の家には保険会社から連絡があったきりで、「弁償はしてくれたけど、謝りにも来ない！」とお怒りモード。

何か事情があるのかもしれませんが、もう少し責任を持って生活してほしいなぁと思ってしまいます。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター：RIE.K