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【徹底レビュー】KEEN(キーン)のシャンティ!使用感やサイズ感、ヨギとの違いをチェック

  • 2024.8.3

KEENの人気サンダル・シャンティの特徴は?

KEENの「シャンティ」は、“フリーダムクロッグ”と呼ばれる新感覚のクロッグサンダル。足を包み込む形状や脱ぎ履きしやすいデザイン自体は一般的なクロッグサンダルと同じですが、甲部のスリットによる風通しの良さが特徴的。加えて、街使いしやすいシャープなデザイン、高いクッション性とストレスのない履き心地も人気の理由です。

蒸れにくく足に優しい履き心地であることから、スポーツ後のリカバリーサンダルとしても支持を得ています。

シャンティ

【基本情報】
・サイズ展開:25~32cm(メンズ)、22~28cm(ウィメンズ)
・重さ(約):170g
・素材:[アッパー] EVA、[ソール]ノンマーキング加工のラバーソール
・カラー展開:[メンズ]プラザ トープ/キャンティーン、キャンティーン/プラザ トープ、ほか1色
・[ウィメンズ]ダークモカ、ホワイト/ブラック、ほか3色
 

シャンティとヨギは何が違う?

キーン_シャンティ
[写真左]シャンティ [写真右]ヨギ

シャンティとヨギの選び方

✅軽くて軽快な足さばきを好むなら「シャンティ」
✅足をしっかり守り、ぽってり感を足元のアクセントにしたいなら「ヨギ」

KEENでは「ヨギ」という、「シャンティ」と同じクロッグタイプのサンダルも展開しています。基本的なデザインはほぼ同じで、EVA素材のアッパーに発泡素材のミッドソールを組み合わせ、歩きやすいノンマーキングのラバーソールを採用している点は、双方変わりません。

「シャンティ」の甲部はスリットが入りシャープなのに対し、「ヨギ」の甲部は一般的なクロッグサンダルと同様にぽってり肉厚でクローズドなデザイン。重さは「シャンティ」が170gで「ヨギ」が280g。実際に履いてみても「シャンティ」の方が明らかに軽く、軽快に歩けました。

軽快な足さばきを好むなら「シャンティ」、ぽってり感を足元のアクセントにしたいなら「ヨギ」といった使い分けができます。

徹底レビュー!シャンティの履き心地やサイズ感などをチェック

ここからは「シャンティ」を実際に履いて分かった、履き心地やフィット感に加え、歩きやすさや蒸れにくさ、速乾性といったポイントを見ていきましょう。選ぶ際に迷いがちなサイズ感についても紹介します。

シャンティのおすすめポイント

✅クロッグサンダルながら都会的なデザインで街使いしやすい
✅脱ぎ履きがしやすく、それでいてフィット感も歩きやすさも抜群
✅スリットがあることで通気性が高く、水抜けも良い
✅速乾性に優れていて、水辺で使い勝手が良い

【サイズ感】1cmアップを選ぶのが賢明

KEENの製品は、0.5cm大きめを選ぶことがメーカー公式で推奨されています。ですが、「シャンティ」にはハーフサイズが用意されていないため、サイズ選びで迷うことも多いはず。

「シャンティ」は、履き口やかかとまわりがシャープなのに対し、つま先にゆとりを持たせたデザインが特徴です。実際、普段27cmか27.5cmのスニーカー(Nike エアフォースワンの場合は27cm)を履いていて比較的甲高な筆者が、27cmの「シャンティ」を履いてみたところ、履き口まわりは若干タイトに感じましたが、足指を自由に動かせるくらいゆとりがありました。

靴下を着用して履いてみると、つま先まわりはゆとりを感じつつ、履き口まわりはさらにタイトに。靴下を着用して履くことも考慮すると、特に甲高の人は1cm大きめのサイズを選ぶのが賢明でしょう。

「シャンティ」にはウィメンズモデルもあります。普段は24.5cmのスニーカー(コンバース ALL STAR)を履いている女性が25cmサイズの「シャンティ」を素足で履いたところ、「少しキツいが痛くはない」と言っていました。ただ、サイズ感は足の形状や指の長さなどの個人差によって変わります。レビューはあくまで検討材料として捉え、実際に試着してからの購入がおすすめです。

ちなみに「シャンティ」には、メンズとウィメンズモデルで同じサイズが存在します。ですが、男女の足の形状に合わせて、ウィメンズの方が甲部は低く幅は細めにつくられています。同じサイズでもフィット感が異なることに留意しましょう。

【履き心地】軽量でフィット感が高く、足運びも軽快

「シャンティ」を履いてまず感じたのが、独特のホールド感とふかふかした軽やかな履き心地です。前述の通り、つま先まわりのゆとりで締めつけられるような感覚がなく、風通しの良さも相まって履き心地が非常に快適。

キーン_シャンティ
歩行時の衝撃を緩和する圧縮成型EVAミッドソール、ソフトで速乾性に優れるEVAフットベッドを採用

履き口まわりや土踏まずは吸いつくようにフィット。歩いてもかかとが浮き上がることもなく、軽快に歩けます。フットベッドやミッドソールの衝撃吸収性と反発力も絶妙で、ふわふわと浮いているような独特の履き心地が新鮮でした。

クロッグサンダルとしては近未来的でシャープなフォルムなのも特筆すべきポイント。ぽってりしたクロッグサンダルと比べると、洋服に合わせやすいデザインです。

足がきつい、痛い場合はどうする?

「シャンティ」は甲部やソールがEVA素材のため、伸ばして広げるなどは困難。適したサイズが分からない場合は購入前に試着をするか、KEEN公式オンラインストアで購入するのがおすすめです。公式オンラインストアで購入したものは30日以内であれば着払いで返品できるので、サイズが合わない場合は検討してみてください。

【歩きやすさ】凹凸のある地面もしっかりグリップして歩ける!

「シャンティ」のミッドソールとフッドベッドは、前述の通りクッション性のあるつくりが特徴的。その上、土踏まずの沈み込みを防ぐアーチサポート形状のため、軽快な足さばきで歩けます。

アウトソールはノンマーキングのラバーソールで、設置面に大小の突起を設けたトレッドパターンを採用。この突起があることで、砂利道や地面のさまざまな凹凸をしっかり捉えて歩けます

特徴的なグリップ力は、岩がゴツゴツとした登り道でも同様に発揮され、きつい傾斜でない限りは問題なく歩けました。ただ、甲部のスリットから砂が入ることがあるので、気になる場合は靴下を着用するか、細かい砂のある場所では履かないようにしましょう。

【速乾性・滑りにくさ】水抜けや水はけが良く、速乾性も優秀

「シャンティ」に採用されているEVA素材は非常に水はけが良いので、水辺の歩きやすさも抜群。特徴的なスリットのおかげで、サンダル全体が水に浸かるような場所でも内部に水が溜まりませんでした。

特徴的なアウトソールが、濡れた地面をしっかりと捉え、滑る心配もありません。甲部やフットベッドの水はけも良いので、濡れても数十分履いているうちに乾きました。

歩きやすくて風通しが良い、新感覚のクロッグサンダル

脱ぎ履きがしやすいクロッグサンダルは、テントへの出入りが多いキャンプで重宝するアイテム。一般的なクロッグサンダルは歩きやすさやグリップ力に不安を感じることもありますが、その点「シャンティ」は、性能面においても優秀。ほかのクロッグサンダルに物足りなさを感じる人は、履いてみる価値大といえるでしょう。

シャンティ

【基本情報】
・サイズ展開:25~32cm(メンズ)、22~28cm(ウィメンズ)
・重さ(約):170g(メンズ/ウィメンズ)
・素材:[アッパー] EVA、[ソール]ノンマーキング加工のラバーソール
・カラー展開:[メンズ]プラザ トープ/キャンティーン、キャンティーン/プラザ トープ、ほか1色
・[ウィメンズ]ダークモカ、ホワイト/ブラック、ほか3色
 

コラボデザインが人気のシャンティアーツ

「シャンティ」には、セレクトショップやファッションブランドとのコラボデザインを採用した「シャンティ アーツ」という派生モデルが存在します。シーズンや期間限定で特別なデザインやグラフィックを施したものがラインナップされており、まわりと被りたくない人にうってつけです。

シャンティの注意点、よくある疑問

ここからは「シャンティ」を選ぶ際の注意点やよくある疑問に対する答えを紹介します。

においが気になる場合の対処法は?

汗などによるにおいが気になる場合は、表面の汚れを拭いて落としてから、靴用洗浄剤を用いてブラシで洗浄しましょう。

洗った後は、絞ったタオルで泡をしっかり拭き取ることを忘れずに。泡が残っていると、シミや変色の原因になります。仕上げに乾いたタオルで水気などを完全に拭き取ったら、風通しの良い場所で陰干しします。

水洗いはできる?

多少の汚れなら、洗剤を使わずに水洗いで落とすことも。水で濡らして固く絞ったタオルで汚れを拭き取り、仕上げに乾いたタオルで水気を拭き取ってから風通しの良い場所で乾かします

一歩先ゆく快適さと性能を楽しめるクロッグサンダル

従来のぽってりしたクロッグサンダルの利点はそのままに、高性能かつ洗練されたデザインに進化を遂げた「シャンティ」。アウトドアシーンはもちろん、普段使いもしやすいアイテムです。あなたの“頼れる相棒”になってくれること間違いなし!


ライター紹介

遠藤匠
ファッションも遊びも、モノやヒトから入るタイプのフリーランスライター。ボルダリングに挑戦するもあまりの才能のなさに絶望して挫折した苦い思いでありながら、ヨセミテのキャンプ4でのキャンプ経験があるのが唯一の自慢。フィットネスにハマったのをいいことに、身体を作ってからボルダリングのリベンジに挑むことを画策している。

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