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【レトロモダンな老舗甘味処】あんみつ好き必見!新感覚のこだわり寒天が味わえる「甘味処 いり江」

  • 2024.7.23

江戸の香りが残る下町・門前仲町。駅から徒歩約3分のところに、老舗甘味処「甘味処 いり江」があります。江戸時代の長屋を連想する見た目の店内でいただくのは、名物のあんみつ。こってり濃厚な甘さの黒蜜と相性のよい自家製寒天は、こだわりの配合で作られた一品で、ほろりと崩れる食感は新感覚です。あんみつ好きの方にはぜひ訪れていただきたい老舗甘味処をご紹介します。

50年以上続く老舗「甘味処 いり江」

門前仲町駅から徒歩約3分。昔ながらの居酒屋が集まる「辰巳通り」の目の前に佇む、江戸の長屋を連想させるようなレトロな外観。こちらが今回ご紹介する「甘味処 いり江」です。

もともと寒天の卸業を行っており、昭和45年に販売所と併設する形で甘味処をオープン。こだわりの寒天は、伊豆諸島の1つである神津島と大島の天草をブレンドして作られており、ほのかに磯の香りがする風味や弾力のある食感が特徴です。

あんみつや、赤えんどう豆と寒天だけの豆かんなど、寒天を活かした甘味を展開し、著名人もたびたび訪れる甘味処。甘味だけでなく、割り下(調味料)を継ぎ足ししながら使っているきしめんも人気です。

茶屋らしさのあるレトロモダンな店内

レトロモダンな店内は、全部で28席。茶屋らしさのある空間は、メンテナンスをしながらも50年以上変わらぬまま。心が落ち着き、ほっこりとした温かみを感じます。

待合スペースには小さなお庭もあり、わびさびも感じられそう。

筆者が訪れたのは平日のオープン前になりますが、オープン直前からお客さんが集まり、その人気度が伺えました。

そんなほっと落ち着く甘味処で、こだわりの寒天を使った看板メニューをいただいていきます。

新感覚な寒天が味わえる「あんみつ」

こちらが名物のあんみつ(税込850円)。

中にはこしあん、白桃、みかん、さくらんぼ、パイナップル、求肥、赤えんどう豆、そしてこだわりの寒天がたっぷり入っています。このラインナップは創業当初からほとんど変わっていません。

かける蜜は、黒蜜と白蜜から選べます。王道の黒糖を使った黒蜜は、こってりとした甘さが特徴です。一方ざらめを使った白蜜は、さらっとした柔らかな甘みが口の中に広がります。

今回選んだのは王道の黒蜜! たっぷりかけていただきます。

やはりまずはこだわりの寒天から。透き通るような透明感です。つるんと口の中に入れると、濃厚な黒蜜の甘みの中に、ほのかに磯の香りが感じられます。ぷにゅっとした弾力がありながら、ほろりと崩れていく食感は、初めての感覚。

とても食べやすく、すぐに口の中からなくなってしまうので、食べる手がどんどん進んでいきます。

赤えんどう豆もこだわりの一品で、6時間かけてじっくり茹でています。そのため割れにくく、綺麗な赤えんどう豆がお皿にコロコロと。皮まで柔らかく、ほくほくとした食感です。また、ほんのりと塩味が感じられ、こってりとした甘さのあんみつに一味アクセントを与えてくれます。

餡子ももちろんあんみつに欠かせません。きめ細やかなこしあんで、ざらっとした舌触り。優しく、控えめな甘さなので、黒蜜と合わせても甘すぎることなく食べられます。もちろん寒天との相性も抜群です。

あんみつ好きはぜひ訪れてほしい甘味処

寒天の卸業と並行して、約15~6席の小さな空間から始まった「甘味処 いり江」。卸の創業当初から同じ場所で営み続け、現在の甘味処のみの営業と、形を変えても地元の人たちに愛され続けています。

そこで味わうあんみつは、変わらぬ味だからこその安心感がありました。あんみつ好きの方にはぜひ訪れてほしい老舗の名店です。

※甘味はテイクアウトや、お取り寄せもできるので詳しくは公式サイトをご覧ください。

甘味処 いり江

住所:東京都江東区門前仲町2-6-6

電話番号:03-3643-1760

営業時間:11:00~18:30(L.O.18:00)

定休日:水曜日(祝日および1・15・28日はお縁日のため、水曜日も営業)

[All Photo by miri]

※店舗や時期により商品の仕様や品揃え、価格が変わる可能性がありますので、ご注意ください。

※店舗営業については最新情報をご確認ください。

 

 

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