FWを簡単に打てるコツを解説！素振りで“芝が飛んだ場所”にボールを置くだけ

今回は腕前に合わせたFW・UTの選び方のポイントをレクチャー。さらに、選んだクラブを上手に打ちこなす方法をレッスン！

最新FW・UTも試打して、特徴や性能を紹介する。

ビギナーはもちろん、中・上級者にとってもＦＷは難しい。それはティーアップしないで打つクラブのなかで、もっとも長いクラブだから。ダフリ、トップが多く出るでしょうが、ひどいときは空振りやチョロまでが出る。

それを解決するためにも、まずは自分のスイングのヘッドの最下点がどこになるのかを確認。最下点の位置がわかったらボールをそこにセットすればいいのです。

また、ＦＷが苦手な人はボールを上げようとしますが、どんなモデルのＦＷでも極端なアッパー軌道はＮＧ。上級者は吹け上がりを嫌がりますが、手首を回旋させる意識をもつとイメージどおりの弾道で飛ばせます。

100を叩いてしまうレベルは、ボールが上がらないので極端なアッパーブローで打つクセがついている人がいます。

それをいったん矯正するために、左肩より低くフォローしましょう。フェースもターンしやすくなるので、ボールのつかまりもよくなる。スライサーにもオススメです。

練習では実際に打つボールの左上にボールを置いて、それに当たらないように意識して振るとイン･トゥ･インの軌道になる。あおり打ちも直る。

スコア90以下の人は、ボールをうまくヒットすることはできるでしょう。レベルアップするには、弾道の質を上げること。ボールが吹け上がって狙いどおりの飛距離が出ないミスをなくしましょう。

吹け上がる原因はインパクトでスピンが増えすぎることなので、手首を返して打つ動きを取り入れてください。ロフトを寝かしたり立てすぎず、つかまったボールで直進性を上げます。

もしボールがつかまりすぎて左に飛ぶようでしたら、レベルアップしている証拠。FWの性能やスペックを上級者モデルに見直す時期ですね。

手首をターンさせるときは、インパクトからフォローまで手元の高さを変えずに振る。

いかがでしたか。土手コーチのレッスンをぜひ参考にしてください。

レッスン＝土手陸
●どて・たいら／1991年生まれ。24歳でゴルフをはじめる。東京・三鷹市の「東京ゴルフスタジオ」のコーチ兼クラフトマン。京都でも「ゴルフギアベースD-up」の代表を務め、スイングからクラブまで幅広い知識をもつ“西のカリスマフィッター” 。

構成＝野中真一、編集部
写真＝中野義昌
協力＝南総カントリークラブ