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【那珂川】イタリア田舎街の楽しいお菓子屋さん「CINO(チーノ)」

  • 2024.7.23

こんにちは。趣味は乗り物、特技は食べ歩きのリビングふくおか・北九州Web地域特派員 ”ほっぺた親爺” です。 皆さんは、ドライブや、電車・バスを乗り継いで目的地に行ったとき、買物したり、映画を見たり、食事したり‥要件が済んだ後、どうしていますか? “ほっぺた親爺”は、要件が済むと家路を急ぐことが多くあります。 しかしながら、目的地の近くで寄り道すると、新たな発見、出会いがある‥ その事例紹介です。 今回は、福岡市南区から東脊振トンネルに向かう国道385号線の、那珂川上流にある中ノ島公園のチョット先にある 「Pasticcerie CINO(パスティッチェリア チーノ)」を訪問しました。

右折ポイントの先はイタリアの田舎町!

国道385号線で、中ノ島公園の右折レーンが出てきたらもうすぐです。 右折後、那珂川に架かる橋を渡ったすぐ先を左折、細い道を少し進んだところに駐車場があります。

出典:リビングふくおか・北九州Web

CINO(チーノ)の駐車場は、かなり広めに3台分あります。 ”ほっぺた親爺” は初回訪問時、頭から突入したものの苦戦、何度も切り返しをしました。 入庫に際しては、バックから入ることも視野に入れると、スマートに駐車できると思います。

出典:リビングふくおか・北九州Web

さて、CINO(チーノ)の外観は、白を基調とした和風テイストの佇まいで、凄く良い感じです。

出典:リビングふくおか・北九州Web

店名の ”パスティッチェリア” は、イタリア語でお菓子屋さんを意味するので、ここは「チーノ菓子店」でしょうか。 CINO(チーノ)は、2023年4月にオープンした「フォカッチャ」、「焼き菓子」、「ジェラート」の専門店で、いずれも『自家製』がポイントです。 イタリア好きの店主が、イタリアの田舎街のお菓子屋さんをイメージしたお店とのことです。 店の後方には背振山系の山々、店舗前には手入れの行き届いた芝生のじゅうたん、那珂川のせせらぎ‥と、最高の立地で、目を閉じるとここは本当はイタリア?と錯覚してしまいます。

店内は商品満載、楽しい空間!

店内は、深みのある赤、緑の壁で、落ち着いた雰囲気で、何れも店主のデザイン。 入口から入ると、「フォカッチャ」、「焼き菓子」、「ジェラート」それぞれのコーナーで商品がお出迎え。

出典:リビングふくおか・北九州Web

「フォカッチャ」は、毎朝パティシエが しっとり&もっちり した食感に仕上げています。 最大のウリは、福岡県産の小麦100%のコダワリ!

出典:リビングふくおか・北九州Web

厚焼きフォカッチャの他、地元南畑の農家さんから仕入れた野菜をタップリ使用した ”南畑野菜”、皮ごとたべられるぶどうをセミドライにした ”ぶどう”、グリーンオリーブがごろごろ入った ”オリーブ”、自家製ラグーとモッツアレラチーズの ”ラグー” と種類が豊富で、どれも美味しそう。

この日は、中に生ハム、モッツアレラチーズ、那珂川産レタスを挟んだものと、自家製たまごのサンドウィッチの2種類が用意され、食いしん坊にも満足できる品揃えでした。

出典:リビングふくおか・北九州Web

「焼き菓子」も、種類が豊富です。 丸いクッキーでチョコレートをサンドした「貴婦人のキス」を意味する ”バーチ・ディ・ダーマ” は、常時、ビター、ほうじ茶、ヘーゼルナッツ、ラズベリーの4種類。さらに春はイチゴ、秋は紫イモなど、季節ごとにお楽しみのフレーバーが用意されています。5種類をワンセットにしたセットもあり、贈り物にも重宝します。この日の季節のフレーバーは、黒糖きなこでした。

その他、アーモンドの風味と、バターの香りがふわっと広がる金塊型の ”フィナンシェ” 、とうもろこし粉のプチプチ食感の ”アモール・ポレンタ” 、自家製レモンピールをタップリ使った ”リモーネ” など、おなじみの焼き菓子がカウンター上にも陳列されています。 聞けば、独自にレシピをアレンジし、日本人でもペロッと満足して食べられるように仕上げているそうです。 何が、どう違うか?と尋ねると、企業秘密、ノウハウとのことでした。製法に奥深さを感じます。

出典:リビングふくおか・北九州Web

この季節、一番の楽しみが「ジェラート」です。 常時、10種類のジェラートを用意し、お客さんの多様なニーズに対応可能にしているとか。 全て手作りで、パイン&バジル、すもも&アニスなどフレーバを組合せ、メインの味を引き立たせるために相乗効果を狙っているとか。説明を聞いているうちに、化学者にインタビューしている錯覚に陥りました。

カップか、コーンが選択可能で、コーンは通常のものか、縁にチョコレートがかかったものがあります。 ジェラートは最大で3種類選択可能。結構迷いますよね。

ここで耳寄り情報! お客さんからの ジェラートTake out の希望が多く、この度、持ち帰りを開始したとのこと。 ”カップのみ”、”保冷剤と保冷バックはお客さんの方で用意” とのことですが、自宅で家族、友人と美味しいジェラートが食べられるのは嬉しいですね。

特別な注文にも対応して頂けます!

出典:リビングふくおか・北九州Web

今回は、縁にチョコレートがかかったコーンに、パイン&バジルとミルク&バニラの2種。 さらに、焼き菓子コーナーから自家製レモンピールをタップリ使った ”リモーネ” をトッピング! ‥、の筈が、リモーネが大きすぎて敢え無く断念。

店主の判断で、リモーネに代わり「貴婦人のキス」を意味する ”バーチ・ディ・ダーマ” のヘーゼルナッツ味、コイン状のチョコトッピングしたのがこれ。もはやパフェ?と思うほどの立派なスイーツで、ずっしりとした手応えでした。 お味の方は間違いなく美味しく、口の中で大合唱する味わい深い一品でした。

出典:リビングふくおか・北九州Web

これは、地元那珂川のグリーンレモンを使ったリモナータ(オリジナルレモネード)。 炭酸の 有/無 を選べますが、店主のお薦めは "炭酸有”。とっても清涼感バッチリのレモネードでした。

店主は創意工夫のエキスパート

出典:リビングふくおか・北九州Web

店主パティシエの猪野さん。 彼女は福岡出身で、店舗設計、メニュー開発などすべてにおいて考え、実践されています。 食材へのコダワリ、最善・最適な製法で日本人の口に合う味付け‥、お話しを伺っているだけで、物凄いエネルギーを感じます。 その背景には、国内外で豊富な経験を積まれたこと、イタリア・トスカーナ地方でワインを学びAIS認定ソムリエ資格を取得されたこと、があると思います。

出典:リビングふくおか・北九州Web

店内には、季節ごとにシェフお薦めのイタリアのデザートワインが置かれ、店主から豊富な焼き菓子とのペアリングを提案して頂けます。 「焼き菓子には冷たい牛乳が一番!」と、思っていた ”ほっぺた親爺” は、新たな気付きを頂きました。

出典:リビングふくおか・北九州Web

ワインの下に置かれていたのが、オリジナルのエコバッグでした。 Ciao!(またね!)と、ゴキゲンなカエルマークのキャラクターが言っているようです。 これを持っていれば、もう常連ですね。

店舗前で過ごす時間も貴重です!

出典:リビングふくおか・北九州Web

ここCINOの立地を思う存分味わうことも忘れずに! 店内飲食は出来ませんが、店舗前の芝生で購入したものを食べることができます。切り株の椅子って座ったことありますか? この日は、ジェラートの ”味覚” に加え、背振山系の山々、店舗前の芝生の緑で ”視覚”、那珂川のせせらぎの ”聴覚” を研ぎ澄ます親子が、楽しい時間を過ごしていました。 皆さんも、那珂川の「Pasticcerie CINO(パスティッチェリア チーノ)」で、新たな発見、出会いをしてみませんか?

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