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作家・池井戸潤さんが話題の“飛びシャフト”を本気試打!その性能は…!?

  • 2024.7.23

アマチュアゴルファーの飛距離不足を解決すべく、インパクトの最大効率化を目指して開発された日本シャフトの「バルカヌス」。構想から2年以上を経て商品化された、飛距離性能に特化した新シャフトが、市場で注目を集めている。

今回は本誌の「ゴルフ旅」を連載いただいている作家の池井戸潤さんに、アマチュア代表としてバルカヌスの試打をお願いした。飛距離アップを目指している池井戸さんに、日本シャフトの栗原一郎氏から、その特性についても詳しく解説してもらった。

VULCANUS(バルカヌス)とは……

ローマ神話に登場する「鍛冶神」の名前。「アマチュア特有のスイング傾向を解析し、その多様性に応じた武器(シャフト)を提供する」という意味が込められたシャフト。

その性能はいかに!?

スイングは変えずに自分史上最高飛距離へ

「アマチュアの飛距離不足、その原因の多くはインパクトにおけるエネルギーロスです」と日本シャフトの栗原氏はいう。

本来の飛距離を得るのに必要な条件は、ゴルファーのポテンシャルとドライバーヘッドの性能を最大限に引き出すこと。その「最大効率化されたインパクト」を実現するため、バルカヌスはシャフトの「つぶれ」に注目。先端部から手元部分にかけて最適な“つぶれ分布”設計(特許出願中)を用い、どんなスイングにも適正なインパクト条件を引き出す。

作家・池井戸潤さんが話題の“飛びシャフト”を本気試打!その性能は…!?
何球か打っただけで、その“やさしさ”を感じた池井戸さん。「シャフトがしっかりとタメを作ってくれるので、アーリーリリースのスイングの人でも、ボールを『前へ』飛ばすことができますね」

「しなりは大きいけれど、インパクト手前からの復元力・加速力を感じます。これなら振り遅れて、“こすり球”になってしまうことはなさそうですね。むしろ切り返し以降シャフトがいい意味で“勝手に”仕事をしてくれるので、ボディターンだけを意識すればよさそうです。非常にやさしいシャフトですね」と池井戸さん。

バルカヌスの効果をテキメンに感じたようだ。

ハードヒッターのポテンシャルも最大限に引き出す

作家・池井戸潤さんが話題の“飛びシャフト”を本気試打!その性能は…!?
ロフトやフェースアングルを調整することでハードヒッターでも「飛ばせる」シャフトになる。しなり量が多いので、重量の軽いヘッドを合わせてもシャフトの機能を引き出しやすい

従来のシャフトは主に「曲げ剛性」や「ねじれ剛性」に着目して設計されてきたが、バルカヌスはさらに「つぶれ」にも着目している。シャフトの「つぶれ」を各部位で変化させることにより、どんなスイングでも、どんなヘッドでも、インパクトロフトと入射角を最適化させることが可能になった。

そしてヘッドスピードの速い“ハードヒッター”でもこれらの恩恵を受けることができるのが、バルカヌスの大きな特徴のひとつだ。

「私のヘッドスピードは通常45m/秒ぐらいですが、バルカヌスはシャフトが大きくしなることで、インパクトでロフトが“立つ”方向に動き、しっかりとスピンを減らしながら強弾道で飛ばすことができます」と栗原氏は自信をもって語る。

このようなアマチュア向きのシャフトに対しては「柔らかくて頼りないのでは?」という印象を抱きがちだが、百聞は一見に如かず。どんなヘッドスピード帯の人でも「まずは打ってみる」ことを強くオススメしたい。

アイアンシャフトとの「マッチング」も日本シャフトならではの強み

作家・池井戸潤さんが話題の“飛びシャフト”を本気試打!その性能は…!?
N.S.PRO 850GH neoはオートマチックに球を上げてくれるスチールシャフトで、重量フローから特性までバルカヌスとの相性はバツグンだ

忘れてはならないのが、日本シャフトはMODUS³シリーズをはじめとするアイアンシャフトにも力を入れているメーカーだということだ。今回は池井戸さんの適正スペックとバルカヌスとの相性を考慮し、栗原氏が「N.S.PRO 850GH neo」を挿したアイアンを用意してくれた。

「バルカヌスを挿したドライバーを打った流れで、違和感なく振ることができます。しっかりとしなりながらボールの打ち出しを高くしてくれるところが、バルカヌスと似ていますね」と池井戸さん。

シャフトはゴルフクラブの「振り感」を決める大事な要素であるため、同一メーカーで統一感を出せることはゴルファーにとって非常に安心感をもてるポイントだ。

日本シャフト バルカヌス

ドライバーの飛距離に悩みをもつアマチュアゴルファーのために開発された新カテゴリーシャフト。「N.S.PRO」シリーズで培ったノウハウを最大限に踏襲し、独自の設計思想と高機能素材の相乗効果を注ぎ込んだ。ヘッドもスイングも変えることなく、自分史上最高の飛距離へゴルファーを導く。

「シャフトを制する者こそゴルフを制す」という日本シャフトの設計コンセプトを、見事に具現化した飛距離特化型新ブランドだ。

SPEC
●長さ/46インチ ●重量/41.0(V300)、47.0(V410)、53.5g(V520)
●トルク/6.2(V300)、5.0(V410)、4.1度(V520) ●キックポイント/先中
●価格/8万8000円

池井戸潤
●いけいど・じゅん――作家。1963年岐阜県生まれ。『果つる底なき』で江戸川乱歩賞を、『下町ロケット』で直木賞を受賞。最新刊『俺たちの箱根駅伝』(上下巻。文藝春秋刊)と『民王 シベリアの陰謀』(角川文庫)が大好評。

●商品の問い合わせ/日本シャフト nipponshaft.co.jp

写真=小林 司
協力=日本シャフト、取手桜が丘ゴルフクラブ(アコーディア・ゴルフ)

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