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ちいかわに「ブラックキャップ的なやつ」が登場し、アース製薬公式が盛り上がる

  • 2024.7.23
より) 出典:Togetterオリジナル

「ちいかわ」の最新作にゴキブリ駆除用の「ブラックキャップ」的なモノが登場し、アース製薬の公式Xアカウント(@EarthOfficialJP)が盛り上がっている。

発端となったのは、7月17日から投稿が始まった「害虫駆除編(本記事では便宜的にそう呼ぶことにする)」だ。

この怖さ、めちゃくちゃ分かる 出典:Togetterオリジナル

話は、ちいかわが自宅の床に落ちた「謎の粉末」を発見するところから始まる。この粉末、ちいかわの世界における「なんかコショウ的な粉を出す害虫」が排出する物質らしい。つまり、ちいかわの家には害虫が潜んでいるのだ。

この事実に驚愕したちいかわは、薬局で「ブラックキャップ的なやつ」を買ってきて家に設置し、怯えながら眠りにつく。

「なんかコショウ的な粉を出す害虫」は、コショウ瓶に手足と羽を生やしたようなビジュアル。見た目はファンシーなのに、ちいかわの拒絶反応と迅速なアクションだけで「害虫の痕跡を見つけた時に感じる生理的嫌悪感・恐怖」をここまでリアルに表現してくるとは。改めて、ナガノ先生の「人が持つ潜在的な不快感」を抽出して描く手腕に惚れ惚れする。

この害虫駆除編第1話に、アース製薬は「お分かりいただけただろうか…」というコメントを投稿。ブラックキャップに似た品の登場にいち早く反応した。

続いて「なんかコショウ的な粉を出す害虫」について「粉は木くずかも知れません。キクイムシの可能性があります」「またはアメリカカンザイシロアリの可能性もあります」と害虫駆除のプロフェッショナルらしい推測を投稿している。粉を残していくタイプの害虫、実在したんだ…!

その後、7月19日に投稿された第2話では、ブラックキャップ的なやつの近くで害虫3匹がその中身を「パッキング」している様子をちいかわが発見する、という最悪の展開を迎える。

「絶望」を描くのがうますぎる 出典:Togetterオリジナル

ブラックキャップを設置したことがある人なら、一度は「でもブラックキャップが効果を発揮するためには、一度ゴキブリが中身を取りに来なきゃいけないんだよな…それは見たくないな…」と思ったことがあるだろう。

なんかコショウ的な粉を出す害虫は「風呂敷的なものでブラックキャップ的なやつの中身を丁寧に包んでいる」というやはりメルヘンな描かれ方をしているが、この光景もまた「絶対に観たくない瞬間に遭遇する」という悪夢を的確に表現している。改めて、ナガノ先(以下略)。

第2話にも、アース製薬は「ブラックキャップ2話連続登場…! 」「 巣に持ち帰ってくれたならちいかわ氏の勝利かも…!?」と大盛り上がり。害虫駆除編の顛末に熱視線を注いでいることが伝わってくる。

ちいかわでピックアップ→売り上げ増の構図

企業公式アカウントがちいかわの展開に盛り上がるのには背景がある。

もはや国民的人気コンテンツといっていいほど勢いがある「ちいかわ」。作中で「○○的なやつ」という表現で実在する製品や食べ物が登場したことをきっかけに、その商品や食べ物が爆発的に売れるという、という展開はこれまでも何度か観測されている。

例えば、2023年11月に投稿された「いなりあげもち」が登場する回をきっかけに、「いなりあげもち」を販売しているもち吉公式(@mochidangomura)が歓喜する投稿をし、その後実際にもち吉の「いなりあげもち」が品薄になるほど売れるという事態になったのが記憶に新しい。

また、ちいかわに明星食品の即席麺「チャルメラ」のパロディ商品「チャリメラ」が登場して話題になり、最終的には「チャルメラ」と正式にコラボした商品が発売されるに至った例もある。

ちいかわでの類似商品の登場は、企業側にとってはいわば「思わぬ特需」を生む可能性があるラッキーチャンス的な扱いなのかもしれない。

今回のアース製薬の一連の反応に対しても「ちいかわとのコラボ秒読みか?!?!」「コショウ虫討伐グッズ風デザインの殺虫剤希望」といったコラボを期待する反応が複数寄せられている。

ブラックキャップ的なやつの中身を持ち帰ったなんかコショウ的な粉を出す害虫のその後やいかに…。アース製薬の反応も含め、展開に注目だ。

文:トゥギャッターオリジナル記事編集部 編集:Togetterオリジナル編集部

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