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100均のハーバリウム材料で自分だけのオリジナルペン作り プチプラ花コーデVol.140

  • 2024.7.22

プチプラ雑貨を使って、もっと暮らしと花を楽しんでみませんか? 100均などのプチプラ雑貨とフラワーアレンジを日々楽しむ、フラワーデザイナーの川守由利子さんに、旬のプチプラな手作りアイデアを教えていただきます。

驚き! ハーバリウムの材料を100均で発見

ちょっとしたお礼やプレゼント用に作ることがある、ハーバリウムボールペン。

ハーバリウムとは植物標本を意味し、透明な容器に植物と専用の液体を入れて保存、観賞するものです。

数年前にハーバリウム専用の液体が花の資材屋さんで買えるようになり、私もさまざまなハーバリウムのアレンジを作り、楽しんできました。

そのハーバリウム専用の液体を100均で発見! さらに、ハーバリウムを楽しめるクラフト用のボールペンまで売られていました。ハーバリウムの材料を100均で買えることに驚きです。

今回は自分用に、またちょっとしたプレゼントにも最適なハーバリウムボールペンを100均グッズで作ってみます。

ハーバリウムボールペン2本の材料代は、600円

ハーバリウムボールペン作りのために、100均で買った材料と用意したものはこちらです。

オリジナルハーバリウムペン

ハーバリウムを入れるクラフト用のボールペンは、さまざまな色が展開されていました。その中から白とゴールドをチョイス。中に入れる花は、セリアで購入したドライフラワーブーケと、自宅で飾っていたドライフラワーのスターチスです。

ほかに、ハーバリウム専用オイル、スポイトと接着剤を購入。爪楊枝も準備しておきます。

ハーバリウム専用オイルは小さなボトルに入っていましたが、ボールペンなら何本か作れそうです。

オリジナルハーバリウムペン作り

ハーバリウムボールペン2本分の材料は、全部で合計600円(税抜)。自分が想像していたより、安く揃えることができました。

ハーバリウムボールペンの基本的な作り方

早速、ハーバリウムボールペン作りにとりかかります。

まずはゴールドのボールペンに、紫色のスターチスを入れていきます。

オリジナルハーバリウムペン作り

【作り方】

①スターチスの紫色の部分を、写真のようにハサミでカットします。

オリジナルハーバリウムペン作り

②ボールペンを解体します。

オリジナルハーバリウムペン作り

ハーバリウムボールペンの材料は、ボールペンの本体、ハーバリウム部分、その間にあるリングと入れたオイルの蓋になる中栓が入っていました。リングと中栓は、なくさないように注意します。

③ボールペンのハーバリウム部分に、カットしたスターチスを入れていきます。

オリジナルハーバリウムペン作り

入れる際は、ピンセットや爪楊枝、竹串を使っていくと、花が奥まで入りやすいです。

下の部分1cmくらいを残したところで(爪楊枝で指している部分)、スターチスを入れるのをストップします。

オリジナルハーバリウムペン作り

④ボールペンの中に、ハーバリウム専用オイルを入れていきます。専用オイルとスポイトを用意します。

オリジナルハーバリウムペン作り

100均でハーバリウム関連の材料が並んでいる近くに、クラフト用の注射器のようなものが置いてありました。ハーバリウムボールペンを作るときは、その注射器のような道具か、今回のようなスポイトを準備しておきます。

スポイトで、ハーバリウム専用オイルを吸い上げます。

オリジナルハーバリウムペン作り

⑤吸い上げたハーバリウム専用オイルを、ボールペンの中に少しずつ入れていきます。

オリジナルハーバリウムペン作り

入れるときはボールペンを少し傾けると、オイルが入りやすくなります。

くぼみの少し上までオイルを入れたら、ストップです。

オリジナルハーバリウムペン作り

⑥中栓をしていきます。

オリジナルハーバリウムペン作り

ハーバリウムオイル部分と、中栓部分の間にある空気を抜きながら行うこの作業。ハーバリウムボールペン作りでは、ここがいちばん難しいところです。

そこで、爪楊枝を用意します。キャップの横から中に爪楊枝を入れて空気を抜くようにしながら、中栓をします。

オリジナルハーバリウムペン作り

この際、多少空気が残ってもOKです。

⑦中栓をしたら、ティッシュペーパーを用意。付着したハーバリウムオイルを拭いておきます。

オリジナルハーバリウムペン作り

⑧外していたリングは戻し、念のため中栓の横からオイルが漏れてこないように接着剤をつけておきます。

オリジナルハーバリウムペン作り

⑧最後に、外していたボールペン部分を合わせると完成です。

オリジナルハーバリウムペン作り

ボールペンは先端のほうをクルクルと回すと出てきます。

複数の材料でハーバリウムを作るときのコツ

白いハーバリウムボールペンも作ります。こちらは中にセリアで買った白いドライフラワーを入れていきます。

ドライフラワーには、アジサイとカスミソウが入っていました。

オリジナルハーバリウムペン作り

こちらもボールペンを解体します。

【作り方】

①ドライフラワーのアジサイとカスミソウは、小さめにカットしておきます。

オリジナルハーバリウムペン作り

②こちらには2種類のドライフラワーを使うので、どんなふうにボールペンに入れるか、実際に花をハーバリウム部分の横に並べてみました。

オリジナルハーバリウムペン作り

ハーバリウムボールペン作りで、中に複数の材料を入れる場合、このようにハーバリウム部分の横に入れる材料を並べると、完成のイメージがしやすくなります。また、だいたいの入れる分量が分かります。

③ハーバリウム部分に、爪楊枝やピンセットを使い、材料を入れていきます。紫色のペンのときと同様、下の部分1cmくらいを残して、写真の爪楊枝のところまでドライフラワーを入れていきます。

オリジナルハーバリウムペン作り

④花を入れたら、ハーバリウムオイルを加え、中栓をし、接着剤をつけます。手順は紫色のペンと同様です。

オリジナルハーバリウムペン作り

最後に、ボールペン部分をつけます。

これで、2つのハーバリウムボールペンが完成。

オリジナルハーバリウムペン作り

1本あたり5~10分ほどでできて、材料も100均で揃えられるのが嬉しいですね。フラワークラフトの中でも実用的で、自分好みのボールペンができたので、すっかり気に入りました。

5:今回の材料のご紹介

  • ハーバリウム専用オイル…100円*ダイソー
  • クラフト用ボールペン…100円×2本*セリア
  • ドライフラワーブーケ…100円**セリア
  • 接着剤…100円*ダイソー
  • スポイト…100円*セリア
  • スターチス(ドライフラワー)…自宅にあったもの

合計600円(税抜)

ほかに、ハサミ、爪楊枝(またはピンセット)、ティッシュペーパーを用意。

楽しみ方は無限大。ハーバリウムボールペンの魅力

ハーバリウムボールペンは、使いながら花を眺められるだけでなく、オイルの中で揺れる花に癒やされるのがいいですね。

オリジナルハーバリウムペン

ハーバリウム部分には、ドライフラワー以外に、小さなパールやビーズなどを入れてもきれいです。

また今回のような花首をカットした花のほか、茎がついたままの花を使って、よりボタニカルな雰囲気を味わうのも楽しそう。

ハーバリウムペン作りは自分好みに、自分だけのオリジナルができることが魅力ですね!

Credit
写真&文 / 川守由利子 - 『ブーケ・ドゥ(Bouquet Doux)』主宰。 -

かわもり・ゆりこ/花店勤務を経て、2006年に独立。『花時間』第6回フラワーアーティストオーディションに優勝し、現在、東京・自由が丘にて花教室を主宰している。アトリエ名は、“甘くやさしい花束”という意味の仏語から。その名のとおり、心なごみ笑顔になる、柔らかな印象のアレンジを中心に、雑誌やwebでも活躍中。手作りが得意で、プチプラ雑貨と“花”を組み合わせて楽しむアイデアを連載中。

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