「これ以上太ったら異性として見られない」え…？思春期の私にはショックすぎた彼からの言葉

高校生になって初めてできた彼氏はとてもイケメンで、学校でもモテると噂の人でした。そんな彼と付き合っているうちに、私は自分の見た目をコンプレックスに思うようになりました。そんなあるとき、彼から「異性として見れなくなる」と言われた私は……。

イケメンの彼氏ができたけれど…

高校生のとき、学校でも人気の男の子が好きだった私。少しずつ仲良くなり、彼から告白してもらって付き合うことになりました。彼はとてもイケメンで、同級生だけでなく後輩や先輩からもモテているという噂が。

私はというと付き合うこと自体が初めてで、「こんなにイケメンの彼氏がいて大丈夫なのだろうか」と不安に思うことがありました。「周りからどう思われているんだろう。釣り合っていないと思われていないかな」と考えてしまって、自分の顔を鏡で見ては自信をなくすことが度々あって……。

「異性として見れなくなる」

彼にかわいいと思ってもらいたかった私は、ファッションやメイクの研究をするなど自分なりに努力をしていました。

そうして交際1年が過ぎたころ、彼が「最近ちょっと太った？」と聞いてきました。たしかに、少し体重が増えたのを気にしていた時期だったのですが、彼は続けて私に「このまま太っていったら異性として見られなくなっちゃうな〜」と笑いながら言ってきたのです。

そう言われた私はとてもショックを受けてしまい、何も言い返すことができませんでした。

ショックが徐々に怒りに変わる！

もともと彼との容姿の差を気にしていたのに、少し太ったことで「異性として見れなくなる」と言われ、ショックを受けた私。しかし、よく考えていくうちに、ショックが怒りに変わっていきました。「なぜ見た目のことをそこまで言われなければならないんだろう？ ありのままの自分を好いてくれる人がいい」と考えが変わっていったのです。

後日、私は彼の言葉で傷ついたことや、「見た目だけで恋愛感情がなくなるならいい関係じゃないと思う」と私の考えを伝えました。彼はしっかりと私の話を聞き、謝ってくれました。

彼は冗談半分、本音半分の気持ちで言ったとのこと。しかし私を好きな気持ちは変わっていないこと、見た目も含めて今の私が好きだとも言ってくれました。

見た目を魅力的に保つことは重要ではあるけれど、それ以上に話し合ってお互いの絆を深めていくことが大事だと感じるようになった出来事でした。

著者／宮田しほり
イラスト／ほや助

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ベビーカレンダー編集部／ムーンカレンダー編集室