＜ブライダル業界の闇？＞上司が【結婚式参列を禁止】！？結婚を控えた社員への『衝撃発言』

職場のルールは大切ですが、なかには『それはちょっと』と思ってしまうようなものがありますよね。今回は、ブライダル業界に勤めていた知人から聞いた、モヤっとしたルールのお話をご紹介します。

ブライダル業界の職場

ブライダル業界で働いていたときのことです。

先輩が結婚することになって、職場はお祝いムードでした。仲のいい職場だったので、「結婚式には職場のメンバーも呼びたい」と言ってくれていました。

そんなとき、上司が「職場の人を結婚式に呼ぶのは禁止」と言い出しました。
理由は『土日に人員が減ると迷惑だから』。どうしても呼びたいなら平日にしろということでした。

確かに、こういう業界は土日が忙しいので、たくさんの人が抜けると困るのはわかります。ですが親族や招待予定の方々は、土日休みの方がほとんどだったため、平日に行うのは難しいと、先輩は悩んでいました。

できる限り迷惑にならない対策をすると話しても、上司はきっちりとした真面目な人だったので、「職場に迷惑をかけることはしてはいけない」という考えから、許可をしてくれませんでした。

上司の言うことは正しいとは思います。でも、普段人の結婚式を祝う側なのに、従業員のお祝いができない、というのはなんだかモヤモヤしました。

そんなとき、ひとりの同僚が上司のさらに上の上司に、この状況を相談したそう。

するとその人は「お祝いなんだから、みんなで協力してなんとかしよう！」と言ってくれ、上司へのとりなしや、現実的な人員の確保などを協力してくれたのです。そのおかげで、無事、私たちも参列できることになりました。

人員が少なくなれば迷惑なのはわかりますし、現実的にどうしても難しい場合もあるとは思います。

もちろん、無責任に『結婚式だから』と仕事を放棄するのはよくないですが、ブライダル業界で働いている立場として、従業員の結婚のお祝いを大切にできないのはどうなんだろう、と思ってしまいました。

頭ごなしに『職場の人を結婚式に呼ぶのは禁止！』と言うのではなく、今回の上司にとっての上司のように、『どうしたらお祝いできるか？』とみんなで考えられるようになれたらステキだな、と感じました。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター：橘るい