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くり抜いて焼くだけでイタリアの風が吹く♪「ズッキーニボート」作ってみた!野菜生地のピザ爆誕♡【農家直伝】

  • 2024.7.21

野菜をくり抜いて、具を詰めて焼く料理ってオシャレですよね~。でも柔らかい野菜だとくり抜きにくそうだし、火加減も難しそう…と敬遠していました。ところが今回、農家に教えてもらった「ズッキーニボート」なら、くり抜くのも簡単で焼くのはトースター任せ!これならできそうってことで挑戦。もともとコレ、イタリアの家庭料理らしいそうで、ワクワクで作ってみまーす♪


ズッキーニといえば、西洋料理によく使われる食材で、おしゃれなイメージの野菜ですよね。
そんなズッキーニを使って、「おうちで手軽にイタリアンな一品を作ってみませんか?」と話すのは、岡山県総社市にある「メゾンやまて」でズッキーニを栽培している農業女子、高越友紀さんです。



「基本的には、縦半分に切ったズッキーニの中をくり抜きボート型にして、その中に好きな具材とチーズをのせてオーブントースターで焼くだけ。簡単なのに見た目が華やかになるので、ちょっと気分を上げたいおうちランチはもちろん、パーティメニューにもぴったりですよ」と高越さん。

なんでも、ズッキーニボートは、ズッキーニをよく食べるイタリアの家庭料理なんだとか。イタリアンがおうちで簡単に作れるなんてうれしいですね~。

今回の具材は、ツナマヨコーンと、市販のミートソースで作っていきたいと思います!

ポイントは“浅いくり抜き“!?「ズッキーニボートのチーズのせ」



①コーンのプチッと感が楽しい!「ツナマヨコーンver」



材料(2人分)
ズッキーニ…1本
ツナ缶…1/2個
マヨネーズ…大さじ2
ホールコーン缶…40g
ピザ用チーズ…20g

作り方
1. ズッキーニはボートのような見た目になるよう縦半分に切り、タネの部分を軽くくり抜く。


ヘタとおしりは切らずに、そのまま縦半分に。


今回は、スプーンでごく浅くくり抜いてみました。

2.くり抜いた実は細かく刻む。


捨ててしまうのはもったいので、具に混ぜて使います。

3.本体は、ラップをして600Wの電子レンジで2分ほど加熱する。


加熱時間は様子を見ながら調整してください。

4.ボウルに油を切ったツナと、水気を切ったコーン、マヨネーズ、2のくり抜いた実を入れてすべてを混ぜ合わせておく。





5.3のズッキーニボートに4の具材とチーズをのせて、オーブントースターで焼き目が付くまで焼いたら出来上がり。お好みでパセリをかけてもよし。




今回は240℃で10分ほど焼きました。



部屋中に香ばしく焼かれたマヨ&チーズの香りが漂ってきます~。
お腹が鳴ってしょうがないですが…(笑)。

続いて、市販のミートソースを使ったバージョンを作っていきましょう!


②ワインとのマリアージュも!「ミートソースver」



材料
ズッキーニ…1本
ミートソース(市販)…50g
ピザ用チーズ…20g

作り方は「ツナマヨコーン」と同様、具材とくり抜いたズッキーニの実を混ぜ合わせたものを、縦半分にカットしたズッキーニにのせて、さらにチーズをのせ、オーブントースターで焼き目が付くまで加熱すれば出来上がり。







くぅーー!こんがり焼けた市販のミートソースにとろけたチーズがたまらない‼

ただ、今回使ったミートソースは、肉少な目でサラサラしていたので、ズッキーニからこぼれ落ちそうに…。
ズッキーニの背の部分にカーブがあると、不安定で具がこぼれやすいので、あらかじめ背の部分を平らにカットすることをおすすめします。


左:ミートソースver 右:ツナマヨコーンver

こちら、見た目はまさしくピザですね(笑)。土台がズッキーニのベジタブルピザです。
今回は、フォークとナイフでおしゃれにいただきたいと思います。



カットすると、ズッキーニからジュワッと汁が出て、そのみずみずしさに驚きます。

「ツナマヨコーンver」は、ツナ&マヨの鉄板コンビに、甘いコーンがプチっとはじけて子どもが喜びそうな味。「ミートソースver」も安定のおいしさで、大人なら白ワインに合わせるのも良さそう♪



「ズッキーニはクセがないからどんな食材にも合うし、チーズをのせて焼くだけでもう間違いなくおいしいんですよね(笑)。他にも、餅や明太子、マヨなどをのせて和風にしても◎。手でつまんで豪快に丸かじりするのもいいですよ」(高越さん)

アレンジは無限!いろいろな具をのせて、ズッキーニレシピをどんどん増やしていきましょう♪

黄色と緑色のズッキーニ、違いは何?

ところで、一般的にズッキーニといえば緑色ですが、スーパーや農産物直売所などで黄色のズッキーニを見かけたことはありませんか?
ズッキーニはイタリア語で「小さなかぼちゃ」という意味で、ウリ科カボチャ属の野菜。
「ズッキーニもかぼちゃのようにいろいろな品種があり、緑色でも黄色でも同じように調理して大丈夫です」と高越さん。



味わいにはどんな違いがあるんでしょうか。

「緑色のズッキーニに比べると、黄色のズッキーニは食感が柔らかく、火が通りやすいですね。またほのかに甘みも感じます。ズッキーニボートのチーズのせも、緑色と黄色の両方を使うと、さらに彩りがキレイになりおすすめですよ」(高越さん)

なるほど、緑色だけでなく黄色も上手に組み合わせて使えば、より華やかな料理に仕上がりそう!
ズッキーニボートを作るとき、もし黄色のズッキーニを見つけたらぜひ使ってみてくださいね。

高越さんは、インスタでズッキーニのレシピをほかにも数多く発信しています。気になった方は、ぜひチェックを!

メゾンやまて

高越友紀さん

セロリが特産の岡山県総社市で、土地なし、機械なしのゼロから農業を始めて6年目。現在は、70a(アール)の畑で、セロリ、白菜、かぶ、カリフラワーなど季節の野菜約10品目を育てている。日々の栽培の様子や、野菜を使った料理のレシピをインスタグラムで発信中。高越さんが育てた野菜は、総社市内にあるJA晴れの国岡山農産物直売所「旬感広場 晴れのち晴れ」や、農マル園芸 吉備路農園などで購入できる。

●インスタグラム @maison_yamate
https://www.instagram.com/maison_yamate/

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