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【えっ?中毒?】部活を頑張っていた息子が陥った症状 → 熱中症かと思いきや『本当の病名』は──?

  • 2024.7.21

近年は異常気象が頻繁に起こり、夏の暑さは昔と比べると尋常ではありません。しかし、部活動の練習などは以前と同じように行われているところも。これは筆者の息子が、真夏に思わぬ症状を引き起こしたときの体験談です。

画像: 【えっ?中毒?】部活を頑張っていた息子が陥った症状 → 熱中症かと思いきや『本当の病名』は──?

テニス部

息子が中学生のときのお話です。
息子はソフトテニス部に所属していて、毎日朝練と放課後練習に精を出していました。
夏休みになると、朝から夕方まで練習があり、息子は水分補給のために1.5リットルの水筒にスポーツドリンクを入れ、2本持って練習に参加していました。

夏休み中のある日の午後、学校から私に連絡があり、息子が体調不良で動けなくなったとのこと。
急いで学校へ行くと、保健室で真っ青な顔をして寝ている息子の姿が目に入りました。

水分補給

顧問の先生によると、水分補給は十分にしていたが、熱中症の可能性があるので、病院を受診して欲しいとのことでした。
息子は「頭が痛くて気持ち悪い……」と言っていたので、急いで病院へ行くことにしました。

かかりつけの病院へ行くと、先生がまず聞いたのは「水分補給してた?」ということ。
息子が「持って行った水筒の中身がすぐに終わっちゃったので、学校の水道の水を入れて飲んでいた。」と答えると、先生は「ただの水?」と聞きました。
息子が「はい。」と答えると、先生は驚くようなことを言い出したのです。

中毒?

「水中毒だね~。」

水中毒とは、過剰な水分のみを摂取することによる症状なんだそう。
水分を補おうと大量の水だけを飲むことによって、血液中の塩分濃度(ナトリウム)が急激に低下して「低ナトリウム血症」の状態になることだと言われました。

症状は熱中症に似ていても、原因が違うので注意しなければいけないとのこと。
初めて聞いた『水中毒』というワードに、私も息子も驚いてしまいました。

予防

初めて聞いた症状でしたが、炎天下に外で運動するときは、水分だけではなく塩分も同時に摂取する必要があると言われました。
予防として有効なのは、スポーツドリンクのように塩分が含まれている水分の摂取だそうです。

その日から息子は、水筒に加えてスポーツ飲料のペットボトルを凍らせて持っていくようになり、極力水だけを飲むことは避けるようになりました。

それにしても、水中毒という症状があることにも驚きましたが、体内の塩分が減ることであそこまで体調に異変を来すのだと少し怖くなった出来事でした。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:RIE.K

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