【井の頭線久我山】金魚胡同（キンギョコドー）昭和レトロなカフェでゆったりモーニング

こんにちは、地域特派員のhikitacです。今回も井の頭線久我山駅で、のんびりとくつろげるお店をご紹介します。

井の頭線久我山駅は、改札を出て左が北口、右の階段を降りると南口に出ます。今回ご紹介する『金魚胡同』は、南口から看板が見えるくらいすぐそば。目の前にある神田川に沿って右に歩くと、懐かしい佇まいの引き戸が見えてきます。

久我山で長く続いた居酒屋を居抜きで借り、2023年の春にオープンされました。

お店に入ると、レトロな雰囲気の家具や内装が目に入ります。焦げ茶色の柱や年季の入ったカウンターから、きっと以前の居酒屋も、常連さんに愛されたお店だったのだろうと想像ができます。

家族やお友達の協力を得て、お店をリノベーション。アンティークの家具やおばあちゃんの家にありそうな食器を買い揃え、様々な年代のお客さまがホッとできる空間をつくった店主に、このお店を開いた理由をお伺いしました。

2020年のコロナ禍の東京、緊急事態宣言下で遠くへの外出がはばかられた時期。近所のラーメン屋さんで、地元の人に朝ごはんを出すサービスがはじまったそうです。

そのお店で感じた安心感、誰かと日々のことを話したり、顔を合わせたりすることのできる場所があることへの喜びが、今のお店につながっているそう。

お子さんの学校も休校になったけれど、地域に居場所があれば友達にも会える。そういうところが必要なのだと、今でも思っているそうです。

友人と一緒にお邪魔したので、それぞれ好きなメニューをお願いしました。わたしは天然酵母の厚切りバタートーストとホットコーヒーのセット（600円）。追加でゆでたまご（120円）を付けました。友人は日替わりのデリとサラダ、ライ麦パンがセットになったデリプレート（900円）を注文。

他にも、ジャムトースト、小倉バタートースト、ハニーシナモントースト、ダブルチーズトースト、ピザトーストなどが選べました。ドリンクもルイボスティーやジュースに変更可能。本日のスープは野菜とチーズのポタージュでした。

11時からは喫茶の時間がスタート。カウンターにあるショーケースからお好きなパンや焼き菓子を選んだり、アイス（350円）や季節のメロンクリームソーダ（600円）を頼んだりするのも良さそう。自家製チリソースのホットドッグ（850円）もありましたよ！

ドリンクはエスプレッソ（400円）やカフェラテ（550円）、抹茶ラテやほうじ茶ラテ（600円）、花入りジャスミン茶（700円）や有機りんごジュース（550円）、アルコール（600円〜）も注文可能。地元久我山のクラフトビール（900円）も。

店主の蔵書や常連さんから寄贈された本が並ぶ本棚から、気になる本を選んで読書はいかがですか？ゆったりとした席数で営まれているので、自分のお部屋以上にくつろげ、読書が捗るかもしれません。

その日は近所の中学校の先生からの頼みで、中学生がお仕事体験をしていました。開店前の近所のゴミ拾いからはじまり、注文を取ったりお料理を運んだり。緊張しつつも楽しんでいる様子が見てとれました。記念に窓辺に座ってもらい、写真を一枚パチリ。

店主とアルバイトのみなさん大切につくってきた空間。ぜひ一度、のぞいてみてください！