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卒業と同時に借金返済スタート、40歳頃まで返済の日々がのしかかる 今どき大学生のリアル描いた問題作が重い…

  • 2024.7.21
卒業と同時に借金返済スタート、40歳頃まで返済の日々がのしかかる 今どき大学生のリアル描いた問題作が重い…
『威風堂々〜奨学金って言い方やめてもらっていいですか?〜』

主人公の大学生と仲間たちが、奨学金制度やパパ活問題など厳しい現実と向き合う

大学生たちが奨学金制度やパパ活問題に直面するダーク青春カタストロフィー映画『威風堂々〜奨学金って言い方やめてもらっていいですか?〜』より、奨学金制度のリアルを描く本予告編を紹介する。

本作は、消費税問題をテーマ高校生たちが奮闘する社会派青春ストーリー映画「君たちはまだ長いトンネルの中」に続く第3弾。主人公の大学生・唯野空とその仲間たちが、奨学金制度やパパ活問題など、厳しい現実と向き合う姿を描く。キャストは主演の池田朱那を始め、吉田凜音、簡秀吉、田淵累生、小野匠ほか。なるせゆうせいが監督を務める。

特にやりたいことも夢もなかった高校3年の唯野空(ソラ)は、将来の保険として大学進学の道を選んだ。と同時に借金を背負った。大学生の2人に1人が使ってると言われる“奨学金”という美しいネーミングセンスの借金を。

親との確執もあり、ソラは実家を飛び出し、ダメな彼氏との同棲生活を始めるが、そこでも金がかさむことになる。普通のバイトをしたところで奨学金を返し終わるのは、アラフォーになってしまうという現実から逃れたかったソラは、大学で知り合った異色な同期レイや水江の影響もあって、裏バイトを始める。果たして彼女が突き進んだ先には何が待ち受けているのか?

紹介する予告編は、それぞれのキャラクターたちが未来の不確実性を受け入れながらも前進する姿が映し出される。奨学金制度の現状というテーマから、教育やキャリア、自己探求といったそれぞれの葛藤や成長を描きつつ、多様なキャラクターたちを通じて、現代社会を生きる若者のリアルを沢山の方々に知ってもらい、今の日本について少しでも多くの方々に考えられるようなきっかけになれるようにとの想いが込められている。

映画は、主人公ソラが「いい大学に入って、いい企業に就職、それがステータス」という独白から始まり、国立大学受験に向け黙々と勉強をする姿からスタートする。受験会場では緊張感が漂う中、解答用紙に記入をしていくが、合否会場で受験番号を探すもソラの番号は見当たらず、まさかの不合格。暗い家族会議で父親・鉄雄に「この先どうするつもりだ」と詰められるソラ。そこから映画タイトルとともにエルガー「威風堂々」のメロディーが流れてくる。

場面は受験勉強中にさかのぼり、まだ“奨学金”というワードを知らなかったソラが「奨学金ってなんですか?」と、彼氏・拓人の姉・香織から給付型と貸付型の2つの奨学金制度について説明を受ける。そこからまた現在に戻り、ソラは滑り止めで受かった私立大学に奨学金を借りて入学することを決め、書類に判子を押す。「大学卒業後ひたすら返済の日々が続き、返し終えるのは私が40歳近く…」と独白するソラ。

大学のゼミで出会った友だちレイから「(奨学金制度は)大学生の2人に1人は借りている制度だし」と聞き、同じキャンパス内で異色を放つ大学生・水江には「この大学で何を学んで、将来どうしたいのかって誰かに本気でプレゼンしたことある?」と問われる。その一方、能天気でマイペースな彼氏・拓人には「大学ってどうしても行かなきゃダメなの?」と翻弄されるソラ。裏バイトをクローズアップしたシーンや、思わずドキッとするようなセリフも…。

また、本作の完成披露イベントが、8月17日にテッド・シネマアクアシティお台場にて開催されることが決定した。主演の池田朱那を始め、吉田凜音、簡秀吉、田淵累生、小野匠らキャスト陣5名と、なるせゆうせい監督による舞台挨拶が予定されている。

『威風堂々〜奨学金って言い方やめてもらっていいですか?〜』は8月30日より全国順次公開。

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