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【7月21日はバックムーン】いつ見られる?海面に光の道をつくる月の意味とは?

  • 2024.7.21

2024年7月21日(日)夜の満月は「バックムーン」です。バックムーンの“バック(Buck)“とは、「オスの鹿」のことを指します。とはいえ、満月にツノが生えているように見えるわけではなく、いつもと変わらない満月です。今回はそんなバックムーンの由来や意味、そして見ごろの時間帯についてご紹介します。

バックムーンの由来や意味は?

7月の満月がアメリカの先住民族から「バックムーン」と呼ばれているのは、この時期に若いオスの鹿のツノがスピーディーに成長するからだそうです。なんと7月末までに若いオスの鹿のツノは、完全に形成され、堅い立派な枝分かれしたツノになるのだとか! オスの鹿のツノがこれほど早く成長するなんて驚きですよね。

また、ハイダ族やトリンギット族といったアラスカの先住民族は、7月の満月を「サーモンムーン」と呼んでいるそうです。サケが遡上を始める時期であることから、このように呼んでいるといいます。

さらに、北米東部の森林地帯で暮らすモホーク族は、北米全土が実りの季節を迎えることから、そのままの名称「実りの季節」と呼んでおり、中西部に住むショーニー族は「ブラックベリームーン」と呼んでいるそうです。

バックムーンが見える時間は?

バックムーンとなる月が満月を迎えるのは2024年7月21日(日)19時17分ごろ。日が暮れてからすぐに満月が輝く夜空を拝むことができそうです。太陽と月のリレーを見届ける大チャンス! ぜひこの時間帯は空を見上げてみてくださいね。

また、7月の満月は北半球の地平線に近づくため、大きく見えやすいでしょう。しかし、実際に月が大きくなったり、地球に近づいたりするのではなく、これは「月の錯視」と呼ばれる目の錯覚です。この錯覚により、月がオレンジやピンク、赤に見える可能性もあります。

「新星の爆発」が起こる可能性もアリ!

7月の夜空は、夏の大三角形を形成する「デネブ」「ベガ」「アルタイル」が輝いています。これらは満月の上で輝いているため、ぜひ満月とあわせて観察を!

また、日が暮れて間もないころには、頭上高くに「かんむり座」があります。この星座の領域で突然、星が輝く可能性があるそうです。今年、約80年ごとに起こる新星の爆発が予測されているのだとか。こちらも要チェックですね。

[参考]

Full Moon July 2024 – Buck Moon And Alternative Names|Farmers’ Almanac

国立天文台

【満月いつ】7月の満月はバックムーン|Star Walk 2

[All photos by Shutterstock.com]

 

 

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