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「貧乏人を高級レストランにご招待~」⇒金持ち自慢する社長夫人に思わぬハプニング!

  • 2024.7.21

私は34歳のワーキングマザー。在宅で広告デザイナーの仕事をしています。夫のとは8年前に結婚し、小学1年生になったばかりの娘と3人暮らしです。入学して間もない娘に、仲良しの友だちができたそう。公園に様子を見に行くと、2人で追いかけっこをして遊んでいます。私が微笑ましく眺めていると、「いつまで遊んでいるのよ!」とお友だちの母・A子が現れました。

娘の親友の母親が同級生だった!

よく見ると、A子は私の高校時代の同級生。「私、社長と結婚したばかりで、あの子は旦那の連れ子なの」と。聞けば女の子の母は数年前に病死したのだとか。

さっきまで満面の笑みで娘と遊んでいた女の子は、うつむいたままA子に手を引かれていきました。

信じられない発言に一同ドン引き!

小学校の参観日のあと、私がママ友たちと立ち話をしているとA子が入ってきました。私がA子の自慢話を聞きながら適当に相槌を打っていると、「子育ての合間を縫って、チマチマ在宅ワークしているんだってね?」と話しかけてきました。「正直私としては、貧乏人の娘と関わらせたくないのよね~」と信じられない発言をしてきます。

私があっけに取られていると、「そうだ! 貧乏人が絶対に行けないようなレストランに、あたしの奢りで連れていってあげる」と皆をランチに誘ってきました。半ば強引に、A子と私たち親子の他に数組の親子が高級レストランに行くことになりました。

カードが使えない!?

レストランでもA子の自慢話は止まりません。子どもたちは楽しそうに遊んでいたものの、大人たちは罰ゲーム状態。ようやくお会計の時間になり、A子がカードで一括支払いをしようとすると「現在、利用停止になっているようで……」と店員さん。A子が持っていたカードは、夫が利用停止の手続きをとったとのことでした。

慌てるA子の隣で「今日のところは、私が支払うことにするわ」と私が会計しました。そのとき私が使ったのは、年収2,000万円以上の人しか持てないプラチナカード! 実は、私は業界では高い評価を受けている売れっ子広告デザイナーなのです。

A子はカードが使えなかったうえに、私を貧乏人呼ばわりしたことを恥じて、顔を真っ赤にしています。

娘の言葉に泣き崩れて…

後日、A子の夫が現金で私に返金してくれました。娘の教育費に使うようにカードを渡していたものの、A子が自分のためだけに使っていることが発覚し、カードを使えないようにしていたそう。

怒った夫が離婚を切り出そうとした途端、娘が「確かにママはマウントばっかり。お金をいっぱい使ったり、お友だちを変な方法でお食事に誘ったり。でもね、ママになろうとして頑張ってるんだよ」と夫を説得。A子は感動して泣き崩れます。娘のおかげで、離婚は免れた様子です。

子どもは大人の様子をよく見ているものですね。子どもが大切だからといって、以前のA子のように自分の価値観を押し付けて、子どもたちの世界にまで口を挟むようなことは慎みたいものです。これからも娘たちの友情がずっと続きますように。


著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

ベビーカレンダー編集部

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